久々に猛暑が去り、曇空であったので、車で谷戸内に開園した遠藤笹窪谷公園に連れていって貰った。生物多様性サテライトセンター(来年から開園)の公開されている2階から公園全体を見た景色(写真1)。遊水池は草が生い茂っている(写真2)。遊水池周囲はフェンスで仕切られ、立ち入りは
専用の門がある(写真3)。菖蒲園、田んぼは右岸林からフェンスで仕切られている(写真4)。このフェンスと右岸林の間はバッファーとして
雑草が生い茂っている。公園内通路には街灯が数本設けられているが(写真5 赤丸)、光は
右岸林側は黒く覆われている。
谷戸手前から撮影した谷戸内公園造成工事前の写真が出てきた(2020/11月撮影) 。 この場所は、毎年、機械刈りで整備され、植物はそれに耐えるもののみが繁茂し、植物相は貧弱であった。今回、公園として様々な環境が生み出されることで、生き物にとって一部良い環境が生まれる可能性がある。
藤沢市のHPで下記正式に広報されました。
生物多様性の普及啓発につなげるため、市民活動団体などの保全活動や環境教育の拠点として活用できる生物多様性サテライトセンターを設置します。2023年度から本格運用を開始する予定です。
※7月16日(土)午前11時~午後2時に生物多様性の展示あり
〈問い合わせ=みどり保全課【電話】内線4351、【FAX】(50)8421〉
来園者用の駐車場は障害者用4台のみ(左最下写真)。菖蒲は公園の一番の人寄せイベント待ち?洪水防止のため、遊水池が設けられており、その上を人が通行できる橋がある。谷戸公園奥側は自然手入れの谷戸横断道付近のヨシ原に繋がっている。2009年設立された健康の森憲章は新しくなっている。
早速、スケボー禁止看板出ている。入口にある生物多様性サテライトセンターを有意義に活用したい。同センターは藤沢市のみどり保全課の所掌で、藤沢市のミッションは「作業員の頁」の2021/10/28の記事の添付資料5参照。
7/10付け広報紙「ふじさわ」で7/16開園、広報されました。
関東地方は40℃に迫る猛暑日続きで、遂に、関東甲信越地方の梅雨が明けたと発表があった。極めて早い梅雨明け、且つ異常な梅雨であった。この猛暑のため初めて「電力需給逼迫(ひっぱく)注意報」が東京電力管内に発令された。午後3時~6時が苦しいとあり、その時、曇天下でも屋根の太陽光発電は400wを超え、自前でクラーの電力を賄えた事で少し気が楽になった。東京電力の新エネルギー発電追加、予備火力発電の整備が遅れており、自業自得の感がある。原子力発電がそのまま稼働していればの幻想にまだ捕われているのでは。火力発電所も過日の震災で中々復旧しない状態では原子力発電では全く対応する能力が無いことを示している。カーボンゼロエミッションも含め、東京電力は覇気が無い感じである。
体調が悪く、谷戸へ行く機会は減ったが、下記6/9の朝日新聞の記事を実感している。
9/11の現地メモにも同じ感想がある。植物は昆虫を当てにせず、風媒花に依存するイネ科のみが元気が良い感じを受ける。
6月6日(月)、気象庁から関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表がありました。昨年より8日早く、平年より1日早い梅雨入りです。この暗い雨天でも、我家の太陽光は400wを発電し、他家1軒分にも送電できているのに敬服します。
地元ミニコミ誌「タウンニュース(藤沢版)6/3付」によると、谷戸内で造成中であった遠藤笹窪谷公園は7/16(土)に開園と広報された。この中にある「生物多様性サテライトセンター」の活かし方が重要になる。作業員の頁の2021/10/28の記事」内の資料5,6にこれの構想案がある。
藤沢市の街中や谷戸等に放棄されているプラスチック等ゴミは、個々にゴミ拾いをしても、川を下り、結局、湘南海岸に流れ着くものもあります。今年も藤沢市環境総務課主催で市民が参加し、同海岸でゴミ拾いがあり、全体的に環境保全に良いことと思います。
久々に体を慣すために、谷戸横断道に行くと、若人Nさん、Yさんにお会いでき、鋭気を貰う。谷戸横断道でエゴノキの花が密集して満開であった。この実はヤマガラの好物になる。エゴノキの花の蜜の香りに無数のキムネクマバチ(通称クマバチ)が来ていた。
谷戸横断道へ通じるお地蔵さんさんのソメイヨシノ、3月25日開花、28日、5分咲き、
31日、満開と東京より約1週間遅れ。谷戸内に単独であったヤマザクラ、谷戸内公園造成のため、他へ移植されたが(2020/2/28の記事)、今年はソメイヨシノより遅く開花した。この近くにあった池で泳いだのを話す故Kさん、谷戸が埋められた後、谷戸奥を一緒に探索した故Yさんを偲ぶ。 さくら (森山直太朗独唱) 旅立ちの日(卒業ソング)
春雨で谷戸奥では左岸林から谷戸左岸に流れが生じるが、その中にアライグ足跡が集中し、その下流へ踏み入れていない場所があった。谷戸左岸に棲息しているアライグマが降りてきて、ここで水を飲んで戻っているようである。
前日の5日に春一番が吹き、暖かくなり、この陽気で谷戸横断道へ降りていく通路の梅は満開である。3/17になるとコブシの白い花が満開になる。3/18は寒い雨天で寒い冬に戻る。
谷戸最奥部斜面に上から投棄された枕?が破れ、5mm径くらいの白い弾力のあるプラスチックボールが大量にまき散らされている。雨で流れ出て、大量のマイクロプラスチックゴミとして海に流れ出て、海の汚染に繋がる。まずは除去開始する。枕からではなく布団?から出たようで量が多い。天文学的回収量で未だ現場には残っている。布団の快適性だけを狙った自然環境には最悪の製品である。投棄した人は記憶さえしていない、心もゴミと一緒に捨てている。プラスチックゴミ問題はこちらに掲載
短気にも金網のふるいを持ち込み、殆どが3月末までに除去されたが、未だ点々と白いプラスチック片が残っている。追々、余力が有る時に、残りも除去する。こんな奇行?をするゴミ拾いおじさん、2歳くらいの子供をつれた子育て中の若い男性は、作業の意味を理解して、この谷戸にゴミが無い事を賞賛した。経験では多くの人は自分の趣味ばかりに熱心で、現場環境を広く見ていない。
少なくともゴミを捨てるな!
関東地方に大雪警報が出たが、ここでは午後に一時雪混じりの雨であったが、積雪は全く無かった。ここでは8年前の2014/2/12,2/9に記録的な積雪があった。1月6日(下記)の予報がかなり違った結果になり、今回警報発令?春先の南岸添いに低気圧通過時の雪雨の予報は難しい。
今年は2/3が節分で、鬼(コロナ禍)を追い出したい気分である。節分に魔除けとして柊鰯(ひいらぎいわし)、柊の小枝と焼いた鰯の頭、それを門口に挿したものは最近余り見なくなった。谷戸内に鳥が持ち込んだと思われるヒイラギの代用としてよく使われるヒイラギナンテンの小木があった。ヒイラギは谷戸上流右岸林にあった。翌日の2/4は立春であるが、今冬の寒さはまだ続いている。春よ!来い来い、早く来い2018/2/23の記事に同じ心境が記されている。
数日前の新聞報道に、海洋研究開発機構の相模湾海上での調査では、台風後には海洋プラスチックごみが通常の1300倍に増えるとあった。陸上にあったプラスチックが強風、豪雨等で海に流れ出ていると考えられる。プラスチックごみ問題はこちらに記載したが、笹窪谷で目立つのは、黒い小さなプラスチックの紙状のごみが多数見つかることで(写真1)、それは周辺の農耕地で使用されている黒いビニールシート(写真2)が千切れて飛散していると思われる。この状況は耕作放棄が多い場所で特に目立ち、一部シートは周辺の林床に塊になって放棄されているのを見る(写真3)。笹窪谷の林床には人目が届かないためか、地上に生えるササ類の中に多数、黒いシートが見え隠れしている場所もある(写真4)。林床の手入れ時、これら投棄物を除去する事を願う。ごみ拾いおじさんだけでは対応は難しい。
写真1 写真2 写真3 写真4
寒い正月が続き、11時頃より関東地方南部に雪が降り出した。午後は車を出すのが困難になるほど更に降雪は強くなる。 2018/1/23に大雪があったが、1/8午後、谷戸右岸添いの陽が当たらぬ谷戸底に雪が多少残っていたが、積雪はヨシ原を押し倒す力、降雪量は無い。
谷戸横断道上流側の枯れたヨシ原が黒く焼けているのを発見する。通行人のタバコの火の不始末をを懸念して、当方では毎年低茎湿地管理地とし谷戸横断道の両側を約10m幅で枯れた草の除去、止水域拡張で湿気があるように手入れをしていた場所(④番作業場)の脇でヨシ原が黒く焦げている。谷戸横断道両側には2.5m離れて、人が入らぬよう柵が設けられており、現場はそこから10m離れており、風が無い日で通行人の不注意ではない。現場には複数の自転車が乗り入れた跡があり、子供達の火遊びと推定される(以前、ここでBB弾で遊んでいた)。谷戸横断道両側はこの手入れで過去10年以上火災は生じていない。谷戸横断道下流側には自転車、バイクが入れないように市が柵を設けているが、上流側は紐を張った柵があるのみで、足場は悪いが、無理すれば自転車、バイクは入れる。念のため、藤沢市北消防署に状況を説明している。焼け跡にジョウビタキが餌を探しに来ていた。
年末、年始は寒い日が津続いており、谷戸横断道下流側に見える水溜まりに氷が張っている(左)。この寒さに耐えていたジョロウグモは遂に地面に落ち死んでいた(12月の⑨番写真の個体)。
谷戸横断道上流右岸沿い約60m付近に6年前、谷戸内に倒れ込んだコナラの巨木、重機を入れてはいけない環境であるため、人に実害を与えない場所でもあるので、自然に任せるようにしてきた。3年前の様子は2018/10/28の記事「倒木は恐竜」参照。最近は枝も完全に朽ち落ち、幹は横倒しになり、土に還る様子である(右)。自然の輪廻は長い。
25年ほど形を留め残っている短い杉の朽木(左)は、樹相が目まぐるしく変化する踏み跡がない樹林床の良い目印となっている。これ以前、同じ朽木を2018/1/21「目印の朽木」の記事で見ている。
日中、谷戸内に雪がちらつく寒い日であった。暫し2,3日、寒波が日本全体を覆い、日本海沿岸では記録的な豪雪になっている。
笹窪谷ではコナラの橙色の紅葉が目につくが、全ては葉を落とす前の紅葉ではないが、今の時期、葉に色のついたものが多少見られる。