2013年12月17日 野鳥定線調査

 午前中、笹窪谷で昨年藤沢市自然環境調査を行った同じコース(約1.6km、1時間半程度)を回り、野鳥の定線調査(センサス調査)をし野鳥の種と数を記録しました。

 17種、計165羽で内訳はスズメ50、ヒヨドリ35、カシラダカ16、メジロ15、ツグミ12、ハシブトガラス7、ホオジロ6、ハクセキレイ4、キジバト4、アオジ3、ウグイス2、ハシボソガラス2、モズ2、シロハラ2、ジョウビタキ2、シジュウカラ2、ムクドリ1。(時間外にカワラヒワ10、エナガ5、ガビチョウ1、ヤマガラ1)

 畑に残された柿を求めてツグミが集まっていました。谷戸内のヨシ原で冬鳥のカシラダカ、アオジ及びホオジロが集団で採餌、休息、身を隠したりしていました。冬鳥が飛去する春先までヨシ原の状況を見て(順応的管理)、新しい芽を出す頃にヨシを刈る場所を順次決めていきます(選択的草刈り)。

2013年12月17日 谷戸内にネコ

 野鳥調査時、谷戸横断道上流側の谷戸内に人に飼われていると思われるネコがいました。先日の谷戸内手入れで、見通しがよくなり、南側の畑から森を通り、倒木を渡って流れを越えて、谷戸内に多い野鳥を狙いに来たと思われます(上写真右端)。ネコも谷戸利用者?

2013年12月16日 谷戸内の紅葉

 谷戸内は草が枯れて、寒々しい景色ですが、鳥のために残した実がついたマユミの木、伐採した後出てきた幼木の葉が紅葉し、谷戸に彩りを添えています。


2013年12月1日 谷戸内でアライグマ?大活躍

 11月23日、谷戸内作業時見たアライグマの糞らしきものと同じものが、谷戸左岸沿いの車が通る道に数箇所転々と落ちており、旧グラウンドの慶応大学看護医療学部のビオトープ脇にも落ちていました。柿の種が混じっているようです。アライグマ?が谷戸奥から看護医療学部近くまで(夜間)動き回っており、生態系や農作物への被害が懸念されます。


2013年11月29日 日の入り16時30分

  16時37分の夕焼け
  16時37分の夕焼け

 11月最後の週から12月最初の週が、最も日の入り時刻が早い時期で、午後は直ぐ暗くなります。12月末の冬至の頃は日の入り時刻は今より遅く、夕方は明るさが戻り、日の出の時刻はこれよりも更に遅くなりますので、陽が出ている一日が最も短くなります。朝起きるのが遅い方には、今の時期が最も日が短く感じられます。

 この地の田園地帯からは遠く箱根の金時山(写真左)、足柄峠の矢倉岳(その右の小さな三角)、富士山の夕焼け空が見られます。この間に相模川が流れているのですね。

2013年11月13日 ベンチ

 谷戸横断道脇の林床に古いベンチが置かれていました(左)。これは十数年前、旧グラウンドでサッカーをしていた時に使われていたもので、同地に長く捨てられていたものです。

 先日その付近に出した袋は、回収車が入れる場所まで市で移動していました(右)。


2013年11月9日 野鳥定点調査

 午前中、野鳥の会神奈川支部会員と合同で、谷戸内と西側畑地で野鳥の定点調査をしました。曇った寒い日でしたが、飛行している個体を写真で識別し、冬鳥が空を渡って行っているのが多数、確認できました。(撮影 鎌倉市 Iさん)

 今回冬鳥を主として確認できた小鳥は、カワラヒワ、モズ、ビンズイ、ウグイス、シメ、ホオジロ、ベニマシコ、キセキレイ、カシラダカ、アカハラ、ジョウビタキ、ツグミ、アオジ、ハクセキレイ、ムクドリ、ヒヨドリ。

2013年11月6日 谷戸内に馬が

 谷戸内通路に、馬の蹄の跡、そして2、3日経った馬糞が散乱していました。近くの馬場からホーストレッキングに来たのかも知れません。馬は公道上で軽車両扱いですが、公道に糞をまき散らしたまま、乗馬者が回収しないのは大きなマナー違反ですね。馬はそんな事に無頓着です。

2013年11月1日 秋のヒマワリ畑

  夏のヒマワリ畑は家畜の飼料用で刈り取られ、その後、跡地には矮性ですが、再度ヒマワリ畑が出現していました。その黄色い花を目指してミツバチ達が多数、花粉を集めに来ていました。場所は地図のメッシュM7。黄色い花の群落は目立つため、虫たちを多く集め、セイタカアワダチソウの群生地では、在来植物の花の受粉を妨げると聞きます。

     ヒマワリの花に来た虫たち 

2013年10月27日 矢倉岳

矢印 矢倉岳 
矢印 矢倉岳 

 台風が通過した翌日、晴天の朝、南側の畑地から富士山(写真右)が見えます。その南側に秋のサシバの渡りで有名な矢倉岳(矢印 標高870m)が約35km先に見えます。今年の秋のサシバの渡りは終わりましたが、サシバが矢倉岳を目指して、この空を通って行きます。

 鎌倉の稲村ケ崎を通ったサシバの一部は大庭付近を経て茅ヶ崎市の里山公園南側を通過するルートがあるようです。笹窪谷はこの北側で、サシバは何羽かが休息、給餌のため立ち寄っています。 

2013年10月19日 藤沢市ビオトープ管理者養成講座

 H25年度の同講座初回に参加しました。藤沢市の講座主旨にある、●生物の生息・生育空間を再生するために必要不可欠な「生物の同定力」、●「生態系に関する知識」の学習、●実習で自然再生の手法である「順応的管理」の習得、これらを笹窪谷での作業に活かしていきたい。

2013年10月18日 コガタスズメバチ

藪に多いのは狂暴なオオスズメバチではないコガタスズメバチが多いようです。
藪に多いのは狂暴なオオスズメバチではないコガタスズメバチが多いようです。
コガタスズメバチ
コガタスズメバチ

 9月9日の谷戸内作業時、谷戸奥部でコガタスズメバチに襲われましたが、隣接した打戻地区で、コガタスズメバチの巣が撮影できました。かなり冷え込んでも、未だ巣にハチが残っていますので、谷戸奥での作業、調査は12月まで待った方がよいでしょう。


2013年10月17日 アレチウリのその後

 7月24日、谷戸が広くなった中央部で、他の団体の作業担当申請場所ですが、その団体の了承を得て、当方でアレチウリの除去作業をしています。同地は何度か刈払機等で草地が刈られましたが、根が残っていたためでしょうか、秋口になってもアレチウリが蔓を延ばしていました。見える範囲で抜き取ると、40本程ありました。

 これは生命力が強く、他の植物の上に繁茂し、他の植物を排除しますので、谷戸内では見つけたら、除去した方がよいと思います。

2013年10月13日 アキアカネの産卵

 畑の黒いビニールシートの上で、連結したアキアカネが盛んに尻尾を上下させていました。その場所を見ると、表面に0.5mm程度の小さい黄色い卵のようなものが付着していました。日光が反射して水面と勘違いして、産卵行動をする事がよくあると聞きました。

2013年10月9日 ドングリの苗作り

 私たちが草刈りをしている谷戸と流れを挟んで、谷戸左岸に鬱蒼となった竹や灌木を藤沢市で刈り込んだ場所があります。近くに落ちているドングリを集め、その場所にドングリを植栽するために、苗作りをしていました。他の刈った竹林にも移植してコナラ林を復元すると聞きます。ビニールポットに入れられたドングリの芽が出るのが待たれます。

2013年9月29日 古井戸

井戸の跡
井戸の跡

 荒れた竹林の整備作業に参加しました。その時、竹林内に人工的な窪地を見ました。谷戸左岸には90年前の関東大震災以前、11軒程があり、そこに住んでいた人達が、使っていた井戸の跡で、左岸の竹林に何個所かあります。
 斜面が崩れ、家が倒壊したため、人々はその北側の現在の地に移られたと聞きます。人家の庭であった場所の多くは竹林になっています。

2013年9月28日 野鳥の渡り

コガモ
コガモ

 9月28日の観察会時、ツミ、ノスリ、オオタカ、(トビも混じっていました)が一団となって、旋回しながら西方向へ移動していくのが見られました。ここ数日、急に涼しくなり、鳥たちの渡りの時期のようです。

 夏場は静かであった谷戸内で、ヒヨドリ集団の賑やかな鳴き声があり、メジロの群の中に、ヒタキ類、ムシクイ類もいました。午後にはヒヨドリは移動して行ったようで、また元の静けさです。

 前日の9月27日、笹窪谷の北側の綾瀬市の池に、コガモ10羽(未だ全てエクリプス)が到着し、一生懸命採餌をしていました。コガモは境川の遊水地に9月23日、午前見ましたが、渡りの途中のようで、午後には他へ移動していました。

 

 9月29日夕方、笹窪谷の谷戸内を飛ぶ3羽のツバメがおり、これがツバメ終認でしょうか。

2013年9月22日 池は水がいっぱい

  

 少し涼しくなり、水の蒸発量も多少減り、先日の台風に伴う大雨等で、谷戸内に設けた池はいずれも、水がいっぱいです。多くアメンボウが棲みついている池もあります。

2013年9月21日 物置とトイレ

 笹窪谷で作業をする人のために、物置とトイレが設置されたと聞きましたので、見てきました。場所は笹窪谷地図のメッシュL9です。

2013年9月15日 ヒガンバナ開花

 台風18号が接近している中、大雨の後の晴間の谷戸内に、赤く目立つヒガンバナが開花していました。

 

2013年9月10日 オオブタクサの花

 今年はスズメバチが多く、谷戸奥部に余り回れませんでした。9/9の作業時、谷戸最奥部でオオブタクサが花の穂を付け、種を散布する準備をしているのに気付きました。
 早速、本日、衝動的に駆除しました。総数40本もありました。(オオブタクサに負けて堪るか)来年は芽を出さないで下さい。

2013年9月8日 不法投棄ゴミ

 毎年、何例かあるのですが、今回は谷戸横断道近くの通路脇下にマットレスとか家庭からの廃材が多数、不法投棄されていました。ゴミ拾いおじさんには歯が立ちませんので、藤沢市に回収をお願いしました。

  谷戸奥は人目につかず、車で来て大型ゴミを捨てる人が絶えません。早く、地元の関係者以外の車の通行禁止実現して欲しいものです。

  9/11、早速回収されました。直ぐ処置することは、現地を関係行政や地元関係者がしっかり管理して見ていることを伝えるメッセージになります。 

2013年9月3日 「健康の森憲章」掲示板除幕式

 本日、旧グラウンド入口で「健康の森憲章」掲示板の除幕式がありました。今回、正式に公開されました。

2013年9月1日 谷戸横断道(8/10参考)

 8/27、現場で藤沢市の方と谷戸横断道の使い方について、お話をしました。早速、谷戸横断道に藤沢市の掲示が出ました。見易く分かり易い表示ですので、谷戸横断道に間違って進入し、立ち往生する車は無くなります。

2013年8月27日 立入禁止区調査(キジョラン)

 藤沢市の許可を得て、立入禁止になっている場所に入り、4名で調査をしました。特記する事は林床でキジョランが確認できました。ガガイモ科のつる性常緑多年草で、関東地方以南に分布します。もともと県内での分布は局所的で、湘南地域で初めて記録されたのは1990年代後半(大磯丘陵)でした。藤沢市内では2007年に西富で初めて確認され、その後、大庭、龍口寺で記録されています。今回の遠藤笹窪谷は市内4か所目の自生地となります。
 本種はアサギマダラ(マダラチョウ科)の主食草として知られているので、今後遠藤笹窪谷で同蝶が発生する可能性が出てきました。

2013年8月27日 サシバが移動中

 8/27午後、4人で虫の調査をしていた時、14:30頃、谷戸上空100m位を3羽のサシバが空を舞っていました。翌日8/28も午後、サシバ1羽が斜面林に止まり、上空に上がっていきました。県内では8月中旬よりサシバの移動が見られ、この谷戸に寄って行ったと思われます。

2013年8月21日 未だ暑い日が続きます

 今年は猛暑の日が多く、谷戸内の通路脇の樹木の枝がかなり切り込まれたため、昨年と異なり、道を歩くと陽が直接顔に当り、暑くてたまりません(左)。陽を遮る枝が伐採されています。

 通路脇の樹木の枝がかなり上を覆っている場所では木陰があり、助かります(右)。

 


2013年8月18日 谷戸右岸の流れ取り戻す

流れが戻った谷戸横断道下流側右岸
流れが戻った谷戸横断道下流側右岸

 谷戸最奥部の源流が谷戸の左右の流れに分流する個所で、前日の8/17の谷戸奥での作業時、谷戸右岸への分流が多くなるよう調整しました。

 その結果、本日8/18、谷戸右岸で枯れていた流れが復活し、少しは池の水位低下を食い止めることになりそうです。

 

2013年8月17日 またアライグマの足跡

 谷戸内で左岸の流れに沿ってポールを立てる作業をしていた時、谷戸横断道起点から約300m付近の枯れた流れの砂地にアライグマの足跡を確認しました。

 3月23日、谷戸下流でもアライグマの足跡を見ていますので、数が増えるようでしたら、藤沢市から捕獲籠を借りて、この特定外来種を駆除せねばなりません。

 8月23日も谷戸内、車の通路の砂地にアライグマの足跡が新たについていました。9月10日、谷戸最奥部の流れにでも足跡があり、地元の方の農地には被害は出ているのでしょうか。 

2013年8月16日 谷戸右岸の流れ枯れる

谷戸右岸の流れ 横断道上流側
谷戸右岸の流れ 横断道上流側
谷戸右岸の流れ 横断道下流側
谷戸右岸の流れ 横断道下流側
谷戸左岸の流れ 横断道上流側
谷戸左岸の流れ 横断道上流側

 池の水位が少し低下しており、よく見ると池の脇を流れている谷戸右岸の流れが枯れていました。連日の猛暑で、降雨も少ない影響でしょうか。しかし、反対側の谷戸左岸には水が流れています。

 谷戸最奥部の源流が谷戸の左右の流れに分流する個所を見回った結果は、谷戸右岸への分流が少なく、左岸への分流が多くなっているのが判明し、これが左右の流れの差になったと思われます。

 谷戸左右の流れの均等化を図り、池の水位低下を食い止める作業を予定します。

谷戸最奥部源流
谷戸最奥部源流
谷戸左右流れ分流点         谷戸左岸側(右側)の流れが多い
谷戸左右流れ分流点         谷戸左岸側(右側)の流れが多い
水位が下がった池
水位が下がった池

2013年8月11日 湿地の自然再生と土壌シードバンク

 8/11、午後、茅ケ崎里山公園パークセンター会議室で、東邦大学 保全生態学 西廣淳准教授の「湿地の自然再生と土壌シードバンク」の講演がありました。

 主催:茅ヶ崎野外自然史博物館 

  この内容をお知りになりたい方は下記をダウンロードして下さい。まとめ:岸一弘さん

湿地の自然再生と土壌シードバンク概要.doc
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 笹窪谷関連で、印象に残ったことは

・谷戸内、高い地下水位が保たれていれば、在来湿性植物は維持、再生可能性がある。

・人の手入れ(攪乱)による順応的管理の中には、全く手を付けないとの選択肢も含まれる。人手を入れる、入れないの二元論ではない。

・土壌シードバンク(地上、地中で休眠している種子の集まり)での種子の密度は地上の植物についているものの1桁(10倍)多い。ヨシ原に立つ足の裏に200~600個の種子が休眠している。 

・その植物が消滅して40年以内であれば、土壌シードバンクからその植物再生の可能性がある。笹窪谷では谷戸中央部が埋立られて18年、人手を掛ければ、見られなくなった植物、動物の再生も可能かもしれない。

2013年8月10日 谷戸横断道その後

 谷戸内で作業をしていると、車が時々、谷戸横断道付近まで来ますが、直ぐ戻って行きます。手製のちゃちな看板でも、地理に不案内な運転手にも谷戸内に車が入れない事が分かってもらえています。

2013年8月7日 クマゼミ

 今日からまた猛暑がぶり返してきて、暑い日でした。8/3に遠藤地区でクマゼミの声を聞いたのですが、今日は朝9時頃、谷戸外と谷戸内でクマゼミの声を聞きました。

 藤沢市の北部ではクマゼミは少ないようです。時間をあけて2個所で短時間鳴きましたので、移動中の同一個体なのでしょう。

クマゼミ.wma
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2013年8月4日 ガマの穂その後

 6月10日に、ガマの穂を見つけましたが、谷戸横断道上流側右岸にはかなりの数のガマの穂が出ていました。谷戸内湿地改善に向けた作業の成果が少しずつ出てきています。

2013年7月29日 久々に雨で池に水が


 この数日、強い俄か雨が降り、谷戸内に作っていた池にも水が溜まりました。また、日照りが続くと、谷戸の乾燥化が進んでいるためか、一部を除いて、殆ど干上がってしまうと思われます。

 水の流れの場所が低いため、茅ヶ崎市のタゲリ米田んぼで行っているように、ソラーパネル(太陽光電池)を使った電動ポンプを設けて池に水を導き入れるのも面白いかも。

2013年7月27日 オオキンケイギク

 谷戸外の草地でオオキンケイギクの花、満開を見ました。 

道端を美しい黄色の花で彩る本種は、緑化植物としても観賞植物としても好まれています。しかし、在来固有植物を排除する力が強く、外来生物法に基づき特定外来生物として栽培・譲渡・販売が禁止されています。日本の侵略的外来種ワースト100にも選定されています。
 緑化などの目的で野外にこのような外来種を植えることは自然環境保全上、余り好ましいことではない。

2013年7月22日 タイワンリスの声

 朝7時頃、観音様がある谷戸中央部の竹藪でタイワンリスの声がありました。以前は慶応大学看護医療学部付近の竹藪で聞いていたので、タイワンリスが少しずつ谷戸内に侵入しだしているのかもしれません。

 

タイワンリス.wma
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2013年7月21日 ヨウシュヤマゴボウ

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 大庭自然探偵団の方々と、藤沢探鳥クラブAさんと、谷戸中流でセイタカアワダチソウを抜く作業をしました。その時、その中にびくとも抜けないヨウシュヤマゴボウ(外来種、毒性あり、葡萄状に紫の実をつける)があり、やっと引き抜くと、名前の通りゴボウのようなしっかりした根が出てきました。

2013年7月17日 日の出前にホトトギスの声

 日の出前の朝4時半頃、ホトトギスが鳴く声が収録されました。5月の渡来時の忙しなく一日中鳴く様相とは異なり、静かに短く鳴き、昼間は全く声がありません。ウグイスが良く囀っていますので、托卵で孵った自分の雛へのメーッセージなのか?

 野鳥の会神奈川支部の鳥類目録でも、7月末に静かに短く鳴くホトトギスが記録されています。

 

ホトトギス遠藤.wma
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2013年7月16日 セイタカアワダチソウのその後

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 谷戸内でセイタカアワダチソウの除去を進めていますが、その密集地では地下茎が張り巡らされているため、抜いても、その一部が駆除されるだけです。残っている地下茎から矮性の小さな茎が生えてきています。
 セイタカアワダチソウは地上部を鎌で刈っても、根は温存しますので、根から抜く事が肝心かと思います。地下茎が発達している場所ではこの矮性の茎に絡んでいる数十cm以上ある地下茎を抜き取ると更に除去の効果が上がります。

  セイタカアワダチソウの地下茎はしぶとく残り、そこから翌年も芽を出しますので、その地下茎の除去を気長にやらねばなりません。

2013年7月8日 ヒマワリ畑

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 谷戸奥右岸の斜面林に隣接して広がる牛の飼料用植物を作っている畑の一角で、ヒマワリ今盛りになっています。多くが谷戸がある東側を向いていました。この数日の猛暑で一気に開花したようで、ヒマワリは暑い夏を表すのでしょうが、鮮やかな黄色の花を見ていると、猛暑を忘れます。

2013年7月6日 谷戸横断道は車は通れませんね

 毎年、谷戸横断道に車で入り込み、泥濘に車輪をとられ、時には立往生してレッカー車まで来る例があります。今年も谷戸横断道を通り越し、車を過信したのでしょうか、対岸の人が通る狭い山道まで入り込み、道が狭いので、斜面で脱輪し、その脱出に悪戦苦闘した跡が残っていました。当然ながらもと来た谷戸横断道を通り戻ったようです。

 このようは時は例外なく、車を出すため、車に積んである段ボールや布切れ等、ありとあらゆるものが車輪の下に敷かれ、車をやっと出しており、この残骸を放置して立ち去っているのは大変見苦しいものです。更に、脱輪やめり込んだ轍で道を壊したままにして立ち去るのは問題ですね。谷戸横断道脇に群生する湿地性のヒメシダやコウヤワラビをなぎ倒し、踏み潰しています。 

 今年は谷戸横断道を人の通行の便のため、私たちが綺麗に刈りこんでいますので、車が通れると勘違いしているのかもしれません。現場にある手製の「軟弱、狭窄、車通行不可能」の掲示は見ずらいので、間違って車が入らないよう車止めを藤沢市に設置して貰うのは1つの解決策かと思います。  2013年前半分こちら

人道の斜面で脱輪し、道を半分壊しています。散乱していた残骸は回収済み。
人道の斜面で脱輪し、道を半分壊しています。散乱していた残骸は回収済み。
谷戸横断道右側へ大きく膨らんで車は戻っています。
谷戸横断道右側へ大きく膨らんで車は戻っています。
ヒメシダの群落、コウヤワラビが踏み潰されています。
ヒメシダの群落、コウヤワラビが踏み潰されています。