2017年12月31日 寒い大晦日

  寒い大晦日です。藤沢市北部で8時過ぎ、初雪が舞いました。同時刻過ぎ、東京で初雪が多数ツィートされました。

12月22日 冬至の谷戸

 日の入り(16時33分)数分前の谷戸奥の風景です。

夏場と違って、全てが休眠しているような感じです。 

12月5日 谷戸奥の落葉風景

 谷戸奥での定例作業時、風が無くても、ハラハラと落葉する風景がありました。

谷戸奥の落葉風景.AVI
ビデオファイル 43.2 MB

12月3日 オオタカの希少種指定解除問題

 横須賀市で行われた野鳥の会神奈川支部の会員フォーラムで「オオタカの希少種指定解除」について座間市のWさんから報告がありました。今までのいきさつ、神奈川県の状況が

よくわかりますので、同氏の認可を得て、その資料の一部を下記掲載します。

  これを見ると、オオタカ進出は2008年頃から頭打ちになっています。最近の3年間の県東部の調査では、 営巣成功場所が急激に減るとともに、営巣地にオオタカが繁殖活動に来ない事例が増えていると説明ありました。

 神奈川県の最新のオオタカ保護事情はこちらの 2017/11/13の43番の記事が参考になります。 

オオタカの希少種指定解除(公開用).pdf
PDFファイル 2.0 MB

11月20日 初冬の日の入り

  晩秋の日の入りはつるべ落としと言われるように、あっという間に暗くなります。今日11/20の笹窪谷での日の入り時刻は16:34で、12月10日頃まで、更にその時刻が早まり、16:30前後で推移します。そのため、16:30に藤沢市防災行政無線チャイムで流れる

夕焼け小焼け」の頃はかなり暗くなっています。冬至は日の入りはこれより遅くなり、

日の出時刻は更に遅くなり、結果的に陽のある時間が最短になります。

11月18日 ネズミ退治 フクロウ活躍

 11月18日の朝日新聞夕刊第一面に、青森県のリンゴ農園で、フクロウの巣箱を置き、子育て支援し、ネズミの被害を駆除している内容の記事が載りました。高齢化が進む農家にも有難いとありました。フクロウは夜間に活動するため、私たちはそれに気づかないことが多いのですか、想像力も活かし、彼らと共存できる節度ある対応が必要です。

11月15日 11/4の作業跡を見て

 11月4日、竹林で臨時作業をしましたが、本日の作業の帰りに、その周辺を見てみました

11月7日 立冬

 暖かい立冬でした。谷戸入口道路のカツラの並木は葉が殆ど葉が落ちてしまっています。少しずつ、冬に向かい寒くなります。

 奥は前日、11月6日に開院となった湘南慶育病院です。

10月23日 台風一過

 台風21号が未明に通過し、今朝は久々に長雨が止み、晴れて暖かくなりました。通路は斜面林から漏れ出た雨水が流れ込み、歩ける状況ではありませんでした。旧グラウンド脇の通路は、嘗て、水を抜くための管が設けてありましたが、今では詰まって水が溢れていましたので、清掃しました。作付けしていない畑から大雨で表土が流れ出し、通路を下り、南側下の県道まで達していました。翅が傷んだルリタテハがおり、この強風の影響でしょう。谷戸内通路に、枝や竹が散乱し、藤沢市の人が片付けていました。

10月20日 休耕地

 周辺に拡がる農耕地に一部耕作されず、放置されている風景を見るようになりました。ここでも高齢化による離農が進み、後を継ぐ人はいないとは聞きませんが、勤めに出て、農作業をする余裕がないと言う人もいます。先人たちが培ってきた豊かな農地を耕作する意思があっても、ままならず、このまま進んで耕作放棄地にならないよう、何らかの対策があればと思います。


10月18日 束の間の晴間

 1週間ほど雨模様で気温が低い日が続いていましたが、久々に今日午前中、青空が広がり気温が上がりました。谷戸内を歩くと、竹垣上部の水溜まりでボーフラが多数発生し、動いていました。まだ蚊に悩まされます。また明日から雨天予報です。


10月6日 協議会傍聴

 湘南台の藤沢市まちづくり協会で開催されました第25回健康の森管理運営協議会を、傍聴してきました(藤沢市民であれば、どなたでも事前申込で傍聴できます)。

 今回は同地に関わっている5団体*から今年の同地での活動中間報告がありました。

*NPO法人 藤沢サンクチュアリ、NPO法人 里地里山景観と農業の再生プロジェクト、

遠藤竹炭の会、藤沢探鳥クラブ、遠藤郷土づくり推進会議

 藤沢探鳥クラブ(笹窪谷チーム)からは下記で報告しています。画面をクリックし、画面上の+マークを再度クリックすると、更に画面拡大できます。

9月15日 谷戸流れ出口

 谷戸流れは谷戸入口に完成した病院のため、流れ出口部は変更され、病院敷地外北側に集水桝が作られ、そこから道路下の暗渠につなぐよう変更されています。以前、既に暗渠があり、約300mが今回500m程の暗渠になり、小出川につながっています。嘗ては小出川からこの暗渠を遡ってきたモクズガニがいましたが、暗渠が長くなり、桝入口格子の向こう側に少し段差があり、難しいかもしれません。以前の源流暗渠部は現地メモ2014/9/23に記載あります。


9月12日 紅一点

 毎年、9月、谷戸横断道上流側谷戸内に1株のヒガンバナが咲きます。ここは嘗て、谷戸田でしたが、人々はヒガンバナを植えなかったようで、その後、最近、自然に1株だけ花を咲かせます。今年も雨の中、艶やかな色で咲いていました。

 この左側の林床には1箇月前、同じ仲間のキツネノカミソリの花が盛りでした。

 9/23(土)、藤沢市と茅ヶ崎市の境を流れる小出川(この谷戸の下流)で恒例の小出川彼岸花まつりが開催されます。(慶応大学バス停下車近く)

9月4日 湘南慶育病院

   慶応大学看護医療学部手前の、健康の森入口の交差点脇に建造中の「湘南慶育病院」(230床)が完成し、8月末に病院側に引き渡され、現在、スタッフ募集中の由で、今秋の開院を目指していると聞きます(11/6、診療開始と現場に表示されました)。工事中、工事現場事務所の所長さんに谷戸での作業を手伝ってもらったことがあります。M建設のNさんにお礼申し上げます。

9月1日 8月は雨天が多かった

 気象庁の発表では、この8月は雨模様の日が多く、日照時間は東京では平年の半分の約85時間、藤沢でも例年の約6割で、東京では1890年からの観測史上最短になる由。我家の太陽光発電量も予定の約3/4でした(下図)。雨が降り、直射日光が無い分、谷戸内の流れは干上がらず、谷戸底は湿潤化が進みました。

発電量.xlsx
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8月17日 カワウソ

  8月17日、長崎県対馬でカワウソが国内で38年ぶりに確認されたと報道がありました。ニホンカワウソは明治時代まで川辺に広く生息していたとされており、地名アラカルトのHPによると、獺(かわうそ)が付く地名は全国に30箇所ほどあります。笹窪谷の西に(藤沢市)獺郷(おそごう)と言う地名があり、藤沢市の地名由来の説明では「昔、ところどころに沼地があり、獺(かわうそ)が多く生息していたといわれ、獺の郷から村名になったと言われている」とあります。今では水田の下には湿地帯に生える葦の葉の地層が残っているとされ、カワウソがいたと思われるその名も獺郷川があります。 

 地元の社会福祉法人 光友会はかわうそサブレを作り販売しています。

8月15日 関係者で話し合い

  谷戸奥部で谷戸内に放置されていた倒木の処置について(6/6の記事参照)、現場で藤沢市取り仕切りで、関係者で話し合いがされ、下記決定しました。

1.湿地側に倒れた伐採木の処理

 ・湿地部生態系への影響をできるだけ少なくするため、時間をかけて行っていただくこととした。

 ※今冬から1年ほどかけて作業を実施する。

 ※林縁部は林床の生物多様性が高いので、裁断した幹・枝は林内側へ移動してもらうこととした。

 ※上記処理が終了するまで、新たな伐採は実施しないことを確認した。 

 ・今後の伐採において、伐採した木が(笹窪谷チーム作業委託場所の)湿地側に倒れこむ可能性がある場合は、伐採前に必ず藤沢探鳥クラブへ連絡してもらうこととした。

 

2.今後の作業・打ち合わせについて

 ・今回のように作業途中で放置されてしまうことを防ぐのはもちろんのこと、保全管理作業については綿密な事前打ち合わせが必要なので、藤沢市を交えた関係者による現地打ち合わせを行ってほしいことを申し入れた。

 ・保全管理作業は生物多様性の保全を図るために行うものなので、多様な自然環境が保たれる形での作業を行ってほしいことを申し入れた。具体的には、以下のとおり。

 ①草本類については高刈りとするか、それが難しい場合は刈り残す場所を確保したうえで草刈りを実施すること。

 ②表土がむき出しになってしまうような草刈り管理は行わないこと。小動物の生息環境が失われ、表土も流出してしまう。

③作業したことが生物多様性の保全にとってプラスとなっているのか、それともマイナスになってしまったのかを見極めるためにモニタリング調査が必須であること。

 モニタリング調査が不可能である趣旨の発言があったので、モニタリング調査ができる人のチェックを受ける必要があることを伝えた。

8月12日 看護医療学部ビオトープ地区で作業

 看護医療学部奥のビオトープ地区で慶應大学生3名と当方2名で手入作業をしました。同大学生が調査、整備をしている場所です(左上)。オオブタクサは嘗て谷戸内にかなり繁茂しており、現在は殆ど除去されていますが、谷戸入口のこの場所では既に花を付けており(左下)、生命力が強い侵略的外来種ワースト100で、種が散布し谷戸内へ進入するのを防止するためにも、抜き取りました。

 最後に看護医療学部の守衛さんからの冷たい飲み物の差し入れがあり、生き返りました。   Thanks a lot!


8月1日 集中豪雨

 午後、神奈川県下に集中豪雨があり、笹窪谷近く綾瀬市の降雨量99mmとありました。2014/10/6の台風での集中豪雨では慶應大学前の交差点に水が溢れ、土砂が堆積し、交通麻痺しましたが、今回はそのような事はありませんでした。その後作られた新病院敷地内の地下遊水地、南側道路沿いの遊水地、改善してきた谷戸内保水力増加の効果があったと思います。谷戸底面は両側の流れ底と余り段が無くなった結果、一気に下流へ流れ出す水量が減り、谷戸内にも溢れだしたようです。谷戸横断道のムクノキがこの雨で折れて倒れていました(写真)。8/15処置済

7月30日 ヤマユリ

 当地ではヤマユリはかなりと盗掘されてしまい、やまゆり園内に移植されて公開されている以外、殆ど自然では見る事ができません。谷戸内の墓地にヤマユリが植えられており、満開になっています。

 これを採る人がいれば、罰当たりものです。樹林内にあるヤマユリも然りです。

7月19日 ロープを切らないで下さい

 植物を保護するため囲っているロープが最近、立て続けに切られています。余り人が通らない道沿いにありますが、補修したロープが今日も刃物で切られていました。度が過ぎるので、現場に無粋ながら掲示を出しました。誰がこんな事をするのでしょうか(ほぼ見当がついています)。卑劣で恥ずべき行為です。同じような事例は今年の2/21にもありました。

 ネットに公開すると即、こんな事はなくなりました。

7月15日 猛暑で流れ枯れる

 連日の猛暑で、左岸流れは枯れてしまいました。谷戸最奥部で左岸流れ込みの分岐水量を増やすと、翌日7/16には流れは回復しました。 7/18午後、雷の中で豪雨、7/19、梅雨が明け、猛暑が戻っています。


7月13日 虹

 猛暑日が続き、夕方、にわか雨が降ると、谷戸内で雨に遭いましたが、藤沢市北部で東の空に久々に虹を見ました。(18:47撮影)

6月23日 少年の森のアライグマの足跡

 6/21の雨で柔らかくなった笹窪谷に接した、少年の森横の道路際に、アライグマの足跡が残っていました。笹窪谷のアライグマ、少年の森にも侵出しているようです。

6月22日 地域活性化

 新聞報道に依ると、遠藤の農用地区域で「国家戦略特区」の「地域農畜産物利用促進事業」として、「農家レストラン」が来春オープンの見込みとなった。首都圏では初めてで、食材に地元産の農産物を5割以上使う条件がある。市内の造園業者がつくる株式会社が運営する。

6月20日 継続する丁寧な作業

 笹窪谷での私たちの作業は基本的に各人のボランティア作業です。数年前、作業を始めた頃は、早く荒れた自然環境を改変したいと思い、「作業に参加する人が増えれば」と思う事がありました。しかし、それ程広い場所ではありませんので、長年、作業を継続してきた結果、今の私たちの作業は自然の時の流れに合ってきた感じを受けます。以前は一気に人手を加える必要があると思った時もありますが、無理して人のスケジュール優先で作業する必要も無くなり、雨天時は作業延期しても良い状態になっています。これは少数でも自然をよく理解し、継続して丁寧に作業をしてきた仲間のお陰で、自然に優しい対応ができつつあると思います。当初はやらねばならぬ作業があるとの認識から始まって、次第にやりたいことをしている、今ではやらなければならないことをするのが、好きになっている感覚です。結果的に少数で作業をすれば、互に目が行き届き、丁寧な作業ができるとの教訓です。一般的に広い場所で一気に多数の人手を加えることで、この点が雑になる可能性があります。

6月11日 谷戸奥にバイク乗り入れ

 谷戸奥右岸林床に若い人がバイクを乗り入れていました。若者は少しでも踏跡道があれば、冒険心?で中に入るのでしょうか。入口にある「歩行者以外立入禁止」の看板(左)は無視されています。


 谷戸奥左岸林床でも以前、バイクが入っていましたが、今では通路を塞いでいる倒木(右)が結果的にバイク侵入を防いでいます。今回、バイク乗り入れがあった谷戸奥右岸林床は、内部の藪がかなり綺麗になっており、人が歩いた踏跡道が見通しできて、乗り入れしたくなるのかも知れません。

 谷戸内にも踏跡道はありますが、谷戸湿潤化で、さすがバイク乗り入れはできません。

6月9日 谷戸奥のオオブタクサ

上に登る踏み跡横に小さな池
上に登る踏み跡横に小さな池

谷戸内のオオブタクサは嘗て、土砂埋立時、その中に付いてきた種で繁茂していましたが、今では殆ど除去され見なくなりました。谷戸奥では逆に最近、よく見かけるようになり、  どこから種が飛んできているのか不思議に思っていました。

 谷戸左岸で上の駐車場から雨水が谷戸内に流れ込むとき、オオブタクサの種を谷戸斜面に撒き散らし、その群生地ができていました。ここが谷戸奥のオオブタクサ(要注意外来植物)の発生元で、時間を掛け、除去します。6/19、ほぼ除去完了。

6月6日 谷戸奥の風景

 今年は繁茂していたオオスズメノカラビラ等を早めに刈り取ったため、谷戸奥では例年、背高く伸びるオオスズメノカラビラの群生や蔓性のカナムグラの藪は一掃され、見通しが良くなりました。その中で一部、その上に(他団体が)右岸樹林の手入れ時に、谷戸内に倒された樹木が放置されたままになっています。

 当方では扱えない太さの樹木のため、6/19、藤沢市に処置の要望書を出しました。

 8/15、藤沢市立ち合いの元、当然ながら、樹木を倒した側で、処置することになりました。 

6月3日 アライグマの足跡、糞

  雨が上がり、谷戸奥流れの砂地にアライグマの足跡が点在していました。また、アライグマの糞もあります。特定外来種アライグマは谷戸内の小動物を食べてしまい、生態系へ悪影響があります。この地では捕獲檻を掛けたことがありますが、その成果は芳しくありませんでした。農業や人家等への被害が報告されないと、アライグマの駆除は進まないのでしょうか。何度も同じような記載が続き、状況は改善されていません。


5月27日 草刈り実験

 SFCの看護ビオトーププロジェクトの人が、同地の作業をしている方の支援を受け、旧グランド部で区分けして、初回の草刈りをしました。旧グラウンドや盛り土部分は、夏場、オギ・ススキに覆われてしまうので、環境保全に必要な草刈りの面積や時期を把握するため、旧グランドで草刈り実験を行うものです。 カヤネズミ生息に適した草刈りの手法を把握するのも目的にしています。同地にはセッカが生息しているため、同プロジェクトの学生さんから作業の方法の相談があり、当方で対応させて頂きました。

5月4日 オオスズメノカタビラ刈り取り

 谷戸横断道上流側では、ヒメシダの群落が規模を拡大しています。これは今までの湿地回復作業の成果の1つと言えます(左上)。
 更にその上流側の谷戸内の比較的に湿性が進んでいない場所では、密集して生える高茎性の外来種セイタカアワダチソウ、ヨシに絡みつく蔓性のカナムグラ等はほぼ駆除されたため、陽が谷戸底に入るようになり、谷戸底の見通しはよくなっています。しかし、繁殖力が強い低茎の外来種オオスズメノカタビラ(左中)がそれに取って代わり侵出し、谷戸底一面を覆い尽くし、本来の湿性植物の発芽を困難にしています。

 5月に入るとオオスズメノカタビラの集団は一斉に穂を出し、種をまき散らすしますので、5月上旬の連休明けの全体での定例作業日を待たず、有志でその一部、ヨシ原内に進出しているオオスズメノカタビラ等の刈取り作業をしました(左下)。定型作業で除去できる場所では定例作業日に、機械力に一部頼り、短期間で効果的に刈り取る予定にしています。

 4/16に竹炭祭が終わっていますが、掘り残した筍を近々全て切り倒して処分してしまうため、竹炭の会の方の勧めもあり、残っていたタケノコを掘り起こし、今日のご褒美として持ち帰りました。今年は

春に雨が少なく、寒い日が多く、筍の生育が遅れたとのことです。


4月15日 タケノコ堀り

 4/16の竹炭祭の準備として、SFCの学生さんとタケノコ堀りのお手伝いをしました。左写真ではタケノコが3本揃って筍三兄弟の様相です。掘る要領を昨年よりは覚えましたが、力不足なので、最後に折って取り出すのは専門家にお願いしました。桜同様、今年は筍の顔出しは遅いようです。竹林に色々な野鳥が来たようで、林床で野鳥の特徴ある羽毛が拾得できました(下)。

4月12日 谷戸のヤマザクラ

撮影 Km
撮影 Km

 谷戸内のヤマザクラが満開です。亡くなった地元のKさんが生前、「子供の時、桜の脇にあった池で泳いだ」と言っていました。60年以上前の谷戸田があった頃でしょう。1995年に旧グラウンドの先、谷戸底を埋立てた時、このサクラの奥がかなり窪地になっていた記憶があります。現在は、その凹地には谷戸左岸から右岸に水を流すコンクリートの側溝があります。

 「山峡(やまがひ)に咲ける桜をただひと目 君に見せてば何をか思はむ」(大伴池主) 

(山間ヤマアイに咲いている桜を一目あなたに見せてあげたら、もう何も思うことはありません)(万葉集)

4月10日 遅い桜の満開

  お地蔵さんの桜
  お地蔵さんの桜

  週末の4/8(土)、4/9(日)は寒い雨で、4/10、やっと、谷戸横断道へ通じる道路脇にある、お地蔵さんの桜が満開になりました。

例年より1週間程遅れました。谷戸内にソメイヨシノは無く、この桜は毎年見ている笹窪谷の桜標本木の感じです。翌日4/11も寒い雨の日で、暫しの晴れ間です。近くのOさん宅のしだれ桜はその約1週間後に満開です。

      しだれ桜
      しだれ桜

3月22日 谷戸内にカスミ網

 谷戸内に約40mに渡りカスミ網が張られています。密猟ではなく、山階鳥類研究所(環境省)委託のバンディング野鳥調査です。カスミ網を張るには地権者(藤沢市)の許可が必要ですが、仮に地権者が了承したとしても、ここに生息する希少な猛禽類が繁殖期に入る今からの時期にカスミ網を張るのは問題があると思います。網に掛った小鳥を狙って、大型の猛禽類が二次的に羅網し、翼を傷めたり落鳥する恐れがあります。

 3月25日の観察会でカスミ網が一時的に撤去されているのを見ます。週末や天候不良時は撤去されますが、日も経たず、元通りにカスミ網は張り直されています。4/17、残されていた支柱が全て撤収されていました。

3月11日 大震災から6年

  許可を得て撮影
  許可を得て撮影

 東日本大震災から6年目、近くの民家で屋根瓦が落ちた被害がありましたが、現在、民家の庭先で崩れて残っている石塀(左)に当時の痕跡があります。

 谷戸を出た北側にある笹久保稲荷神社に、1923年の関東大震災を記録した石碑があります(右)。


3月10日 看護学部ビオトープで択伐

 SFCの看護ビオトーププロジェクトの人が、荒れて放置されていた看護医療学部のビオトープで繁茂していたハンノキを業者に委託し択伐しました。もっと詳しくお知りになりたい方はこちら

 この地は看護医療学部開校に合わせて、SFCのI教授により計画・施工され、その後、健康の森オオタカ保護検討委員会において、オオタカ生息地とのバッファーゾーンとしての機能も果たすとして評価されています。

 看護ビオトーププロジェクトでは2015年より同地の保全作業を進めており、谷戸保全作業で私たちと連携しています。
 これで本来の谷戸入口部の湿地、谷戸内と看護医療学部建物間のバッファーゾーンが回復します。


3月3日 久々に大雨

 昨日は久々に大雨が降り、谷戸内低地に水溜まりができ、先日谷戸内に設けた湛水地(池)にも水が入りました。従来は谷戸底は乾燥化していたため、雨でも余り水は溜まりませんでしたが、谷戸底湿性が改善されているため、雨で水が溜るようになりました。


3月1日 不法投棄

 前日、看護医療学部横のKさんの竹林林床に大型車のタイヤ8本が不法投棄されました。看護医療学部の守衛さんが藤沢市に通報し、本日回収されました。谷戸奥部のゴミの不法投棄は殆ど無くなりましたが、今回は谷戸入口部で、犯人を特定するのは困難で、即片付けて、その地を常に見ている人がいる事を知らしめるのは、不法投棄の抑止に繋がります。

2月21日 ロープを切らないで下さい

  谷戸横断道上流側に管理用にロープを張っていますが、この1週間で2度もロープを切る人がいました。このような陰湿ないたずら?は止めてほしいものです。このロープは張った当初は頻繁に切られ、今回の2箇所を含め11箇所で切られ、繋いでいます。右岸林床で植物保護のために囲ったロープも切られていましたので、補修しておきました。ロープは共に刃物で切られています。右岸林床には普段、人は殆ど通りません。誰がこんな卑劣なことをするのでしょうか。その後そのような卑劣な事はぴたりと止まり、不愉快な事でもネット公開する意味合いを感じます。

2月17日 春一番

  関東地方に春一番が吹きました。毎年の例で、強い南風で、南から谷戸横断道へ降りていく通路には、南側の道路にあったゴミが大量に流れ込んでいました。また、右岸林外側南縁沿いにも飛ばされたレジ袋、農業用ビニール、食べ物の空袋、紙類等が樹縁に張り付いていました。ゴミ拾いおじさんに回収してもらうとレジ袋2袋もありました。

 12/6、民家の塀で見つけたヒメアカタテハの蛹はこの強風を受け、吹き飛んでいました。

2月11日 久々に積雪

 藤沢市北部では昨夜までに降雪があり、今朝は久々に雪景色でした。野鳥調査に訪れた畑の様相です。3時間後の昼には雪は消えました。ツグミ、カシラダカの群れが雪の中で餌を探していました。

 

2月4日 ケヤキの大木

 谷戸左岸沿の通路脇に、胸高直径70㎝以上のケヤキの巨木が何本かあります。関東大震災前、ここにあった農家の庭先にあったものでしょうか。

 農家にあった古井戸は埋まり、その形跡は殆ど無くなりましたが、庭先にあったケヤキは残り、成長した姿を見せているようです。同地の歴史を感じます。


1月25日 寒い日が続いています

 日中でも、SFCのガリバー池の氷は溶けず、多数のカモが表面の氷の上に立った状態で休んでいます。いつもは、カモは水面に浮かんでいます。

1月24日 谷戸最奥部へバイク乗り入れ

 谷戸最奥部にバイクの轍跡があり、そこへ行く途中の左岸林内流れにもバイクの轍跡があり、バイクが通行禁止の谷戸最奥部まで乗り入れています。冬場は草が枯れ、人が歩いた踏み跡が目立つのでそこを無理して通ったようです。

 更に、左岸林床にも入り込み、林床をバイクの轍跡で傷めています。ここにバイクで乗り入れするのは言語同断ですね。

 

 写真の日付 2017年が正


1月20日 湘南慶育病院

 谷戸入口で建設中の仮称「湘南藤沢記念病院」は正式名称「湘南慶育病院」の表示が年末に工事現場に出ました。慶應義塾大学との連携が分かる名称です。今年の秋、開院予定。

1月19日 落ち葉掻き

  谷戸横断道付近の林床で落ち葉掻きをしています。左岸林(最左写真)では地元の方が畑の堆肥として運び出しています。今では他に落ち葉を畑の堆肥にしている人はいないとのこと。


 右岸林(上中央、右写真)では神奈川県植物誌調査会の方が林床に光を入れ、植物の芽を出すために落ち葉掻きをしています。従来張られていた紐を新しく整備しています。

1月10日 竹林に肥料

 竹林の林床に肥料を撒いている人がいました。良いタケノコを作るためと言います。この竹林は日頃、人の手でコツコツ手入れしており、竹林も林床も整備され、荒れていないのが印象的でした。

 

写真の日付2017年が正

2017年1月1日 谷戸の元日

     谷戸内の旧大山道の分岐にある道標(猿田彦大神)にしめ縄が供えらています。

 普段は殆ど人を見ない谷戸内に地元の方が毎年参っています。

写真の日付2017年が正

2016年12月23日 ハクビシン繁殖

ハクビシン子ども2頭(体長25㎝程 暗い隙間に親と共にいた)
ハクビシン子ども2頭(体長25㎝程 暗い隙間に親と共にいた)

 野鳥調査時、谷戸左岸斜面林内でハクビシンの繁殖個体(雌親1頭 子2頭)を確認しました。H23~H25年の藤沢市自然環境実態調査では笹窪谷を含む全調査地で確認されていませんでした。しかし、看護医療学部のビオトープ内に設置したカメラには2頭のハクビシンが写っており、藤沢市のHPにも「藤沢市内では、ハクビシンによる生活上支障のある被害が最近多発している」とあり、藤沢市に多く進出しているようです。

 同藤沢市のHPにはハクビシンは地域の生態系に影響を及ぼすとあります。                       

  内容は「同じ生息地の他の生きもの(野生の生きもの)を食べてしまう。なわばり争いや、餌場の取り合いなど野生の生きものの習性による行動で、他の野生の生きものを排除したり、食用にすることにより、生態系(その地のもともとの生きものの食物連鎖)に損害を与える。藤沢市内では平成14年度に市内で、サワガニの食痕跡が確認されました。また、市内で数を減らしてきているカエルの生息地でアライグマ・ハクビシンの足跡が確認されている地区があり、地域生態系への影響が危惧されています。(藤沢市環境保全課)」

 笹窪谷ではアライグマは見つかっていましたが、ハクビシンを見るのは初めてです。人が手を入れた樹林内で、自然環境改変には順応的管理で暫し生き物のモニタリングが必要となります。

2016年12月17日 「湘南Narureチャンネル」放映

 谷戸の作業、調査で連携している慶応大学のYさん、KさんがYou Tube「湘南Natureチャンネル」に出演し、笹窪谷での活動の一環を紹介しています。「湘南Natureチャンネル」はネットを通じて、湘南地区の自然や生物多様性保全の必要性を伝える活動をしています。

2016年12月8日 アライグマ捕獲檻

 先に藤沢市に看護医療学部のビオトープ敷地付近にアライグマが出没する旨連絡してありましたが、今回、同地付近に複数個の

アライグマ捕獲檻が設置されました。

 現場の表示では期間は11/29~3/31とありましたが、年末には

全て撤去されていました。1月に入り、2週間ほど再設置されています。

 1/10、藤沢市環境保全課に確認した結果、12月に2週間設置したが、成果無。餌がリンゴではアライグマは効率よく捕まらないのではとの質問に対し、ノウサギ等の誤捕獲を防止するためというが、カエル等の小動物が減り、谷戸内の野鳥の繁殖にも影響が出ているようですので、早急に効果をあげて頂きたい。最近はハクビシンも進出しています。1月は餌はピーナッツに変更されています。2箇月間設置したが、アライグマの捕獲はできなかったと聞きます。

  神奈川県は「アライグマのこと知っいますか?」と県のHPでアライグマ目撃情報提供を求めています。

2016年12月6日 新病院の全貌

 来年秋オープンを目指した新病院の建設中の全貌が現れました。建物の高さは藤沢市の指示で周囲の樹冠より低く抑えられています。


2016年12月3日「茅ヶ崎の自然」講座聴講

 8回連続講座の1つ「茅ヶ崎市北部丘陵の生きもの」を茅ヶ崎市で聴講しました。茅ヶ崎市には、森・里・川・海をフィールドに、その自然を愛し、楽しみ、大切にする活動を続けている市民団体があり、行政(茅ヶ崎市)の企画の下、これら市民団体が協力連携し、市民への情報提供の場が定期的に提供されています。 

 藤沢市でもまずは、関係する市民団体間の情報交換の場、連携体制が構築できればと思いました。

2016年11月27日「オオタカ希少種解除」問題のその後

 横浜市で開催された、日本オオタカネットワークワークショップにて、「種の保存法」でのオオタカを国内希少鳥獣からの解除問題、今後の環境省の検討方向が報告されました。

 今期は拙速的に結論は出ない見込み(環境省の正式HPアップで説明あるまでは詳しい事情の記載は控えます)。

2016年11月26日「生きものが語る藤沢の自然」講演会

 午後、日本大学生物資源科学部で2件の講演がありました。「藤沢市の自然環境調査結果の概要」(藤沢市みどり保全課 石田氏)と「市民参加型自然環境調査の現状と課題」(日大生命農学科 葉山氏)で、石田氏からは全調査地の中で笹窪谷が自然の豊かさ、重要性ともトップである旨の報告があり、葉山氏は調査員高齢化に伴う今後の調査体制継続に懸念を示されました。

 市民参加型調査は意義があり、今後、関係者を束ねるための行政の役割は大きく、学校(日大)が関わる事は若い人(学生)と調査員(高齢者?)をコーディネイトする役割を

果たすとの印象を持ちました。継続できる調査のあり方は考えさせられます。

2016年11月9日 アライグマ

  谷戸奥(谷戸横断道から約320m上流)の流れにはアライグマの足跡があり、また

本日ヨシを刈り取った付近にはアライグマの糞がありました。

 看護医療学部のビオトープでもカメラにアライグマが5頭(家族連れ?)写っていた由で、谷戸全体にアライグマが進出しているようです。カエル等が減っているのもアライグマの害と想定されます。

 

2016年11月8日 墓誌に刻む

 谷戸内の墓地で今年亡くなった人を墓誌に刻む作業がありました。昔のこの谷戸を知っている人がまた逝き、今年は、笹窪谷でお世話になった元藤沢市の方が病魔に倒れ、いっしょに野鳥調査をしてきた仲間も復帰が難しい状態になっています。時間が流れている感じです。私たちは先人の後を受け、今の保全作業を進めてきましたが、高齢化もあり、その時は新しい人に引き継いでもらえればと願っています。

2016年10月22日 笹窪谷のカヤネズミ

 SFC研究室の調査、研究が進み、笹窪谷では樹林部を除く、旧グランド跡地から谷戸最奥部までの(オギ、ヨシ、ススキ等の)イネ科の植物が生えている場所でカヤネズミの形跡が確認されています。この繁殖時期は9月~12月中旬であるので、その時期草を刈る時、十分な注意が必要になります。刈る場合でも一気に全面刈りでなく、カヤネズミが他へ移動できるよう巣の位置を確認煮ながら徐々に刈る必要があります。

 神奈川県レッドデータブックでは準絶滅危惧種で希少種です。2013年の藤沢市の藤沢市自然環境実態調査でも大庭遊水地、遠藤笹窪谷、引地川親水公園の3か所にみでしかその形跡が確認されていません。 

2016年10月16日 小出川源流探索

 家族連れ3人の方が小出川の源流探索に見えていました。嘗て、源流と言われていた弁天谷(琵琶島谷)は住宅地になっており、自然源流は笹窪谷にあるのはご存知でした。その場所をご説明させて頂きました。小出川は相模川を通り相模湾に通じています。嘗ては相模湾にいるモクズガニが川を遡上し、笹窪谷まで来ていましたが、途中にある300mもある長い暗渠や段のある水路桝等で生き物の遡上は難しくなっている感じです。

2016年10月10日 SFCの若い研究者が参画

 今期の新しい動きとして、地元SFCの若い研究者(学生さん)と互いに情報交換、相互に作業支援が開始された事です。谷戸の生態系を研究してるYさんからカヤネズミの巣の状況を教示頂き、「チーム内連絡」の頁に掲載しました。ヨシや草原を刈り取る時、時期、場所刈り方に十分な配慮をお願いしたいと思います。Nさんはオオタカの生態を研究しており、私たちの保護活動の支援をして頂いております。ここにSFCの研究室、研究者の参画に感謝の意を表します。

2016年10月2日 この先車両通り抜けできません

 谷戸中央部の通路に藤沢市が「この先車両通り抜けできません」の掲示を出しています。谷戸奥へ続く細い道に、時々地理に疎い車が、谷戸奥へ通れるかと思い入り込み、路肩から脱輪、湿地内立往生とかする事例がありました。これにて谷戸内に無茶して車が入る事が少なくなるかと思われます。

2016年9月6日 谷戸内状況

 従来は谷戸内は高茎外来植物、蔓性植物が繁茂し容易に踏み込めないように藪に覆われていました。谷戸手入れ作業が進み、自然の摂理により植物が分布するようになりました。その結果、何度か谷戸に入った感じから、これに対応した今後の作業場所、内容を想定してみました。

2016年9月1日 谷戸内は湿潤化しつつあります

  進めてきた谷戸内湿性改善作業の効果を見てみました。台風等での雨もあり、昨年まで乾燥していた谷戸内には水が流れ込み、本来の谷戸環境が出現しつつあるのを確認しました。

2016年8月28日 カナムグラ

 カナムグラは乾燥した荒地の藪に繁茂し、毎年、谷戸内のヨシ原にもカナムグラが繁茂し、ヨシを覆い尽くし押し倒してしまいます。今期は、谷戸湿性改善が進み、ヨシ原にも水が浸入し、環境が変わり、ヨシに絡みつくカナムグラはめっきり少なっています。写真で2013年8月と今年の8月の状況比較できます。

2016年8月20日 地球温暖化の講演会

 藤沢市民会館で東京大学/慶應義塾大学の樋口広芳教授の「地球温暖化と鳥たちのくらし」の講演会がありました。その中で過去と現在の写真比較も有益なデータになるとありました。このHP内にも、笹窪谷今昔の頁に谷戸内の同一場所でのハンノキを1995/4/14と2013/4/15に撮影し掲載していますが、この20年ほどでハンノキ、その下草も芽吹きが早まっているのが見て取れます。同頁の1995/4/14の写真右上に満開の山桜が写っていますが、今年、同地の山桜は4/6に満開の姿が見られており(現地メモ2016/4/6)、山桜も開花も早まっていそうです。

2016年8月16日 キツネノカミソリ新天地

 キツネノカミソリの群落地は谷戸右岸の林床にありますが、球根で増えるものが100m以上離れた反対側左岸の林床で1房、ひっそりと咲いていました。新天地です。

2016年8月7日 猛暑の日照りの中で

 毎年、夏はカンカン照りで谷戸内は乾燥化していましたが、今年は先に谷戸内に右岸の流れから導いた水路2本から水が流れ込み、水溜まりは枯れず(下写真1,2)、オーバーフローした水が谷戸内を潤しています(下写真3)。この暑さの中でも確実に谷戸の湿性が改善しつつあります。以前は左岸流れは深く、谷戸面が左岸流れからかなり上にあり、カラカラに乾燥していましたが、湿性回復で谷戸面が沈み込み、左岸流れ面に近づいています。そのため、左岸流れを渡す橋は水平であったものが谷戸側に傾き、傾斜がきつくなっています(下写真4)。

2016年8月1日 看護学部ビオトープ地区で作業

  曇空で真夏日にならない日を見計らって、看護医療学部奥のビオトープ地区で繁茂しているセイタカアワダチソウ、オオブタクサ、クズ等を除去しました(左)。8/3、そこに隣接するグラウンド脇フェンス沿いの場所でもオギを覆っていた植物を取り除きました(右)。(SFC研究生の作業に有志が参加)、6/7以来4回目の作業です。


2016年7月27日 梅雨明け間近

 未だ梅雨は明けず、この両日は雨模様でした。雨は谷戸を潤し、流れが枯れていた先日手入れをした看護医療学部奥のビオトープ現場では、流れが回復していました(右)。雨で左岸の竹林からの湧水が増えたためです。(谷戸左岸の流れはグランドの先端で右岸側に移動し、その下流側左岸には左岸の竹林からの湧水が流れ込み、ビオトープ敷地を横断し、谷戸右岸に流れ込みます。)

2016年7月22日 ポケモンGO

 ポケモンGOがリリースされ、実空間と仮想空間が結びついた面白い?ゲームと思います。笹窪谷(聖地)に行った時、知らない生き物(ポケモン)を発見し、デジカメ(モンスターボール)で撮影し(捕まえ)、種名を確かめるのはスマホを持たない私のポケモンGOの心境です。生き物に詳しい方の協力も得て、その成果を生き物記録(現在約650種ゲット、ポケモンGOの152種を凌駕、嘗てのポケモンシリーズの約700種を超える見込み)に載せています。

2016年7月21日  梅雨空

 この1週間程、梅雨空の曇で比較的気温が低い日が続き、その合間に谷戸内で繁茂している(外来種の)オオブタクサを駆除してみました。私たちが作業をしている谷戸奥部ではここ2,3年の手入れで、オオブタクサは殆どありません。嘗て、谷戸左岸の通路添いに一面に繁茂してオオブタクサは、10年以上掛けて殆どが駆除されていますが、一部が人の手から逃れ、谷戸内埋立地の草地に少数が侵出し、他の植物の中で光を求めて頭を出しているのを見ます(写真赤丸内)。陽が射さず汗が出ない時を見計らって、駆除してみました。生命力が強い種ですので、来年も多少芽を出すでしょうが、花を付け種を撒き散らす前の駆除は効果的と思われます。オオブタクサは日本の侵略的外来種ワースト100、外来生物法で要注意外来生物に指定されています。7月28日、遅い梅雨明けでした。

2016年7月17日 アレチウリの除去

  谷戸幅が最も広い、谷戸中流の埋立地横に広がる草地で、繁茂していたアレチウリを一昨年7月に除去した事がありますが、昨年は特に手を入れなかったため、また繁茂し、他の植物に覆いつくしてしまっています。未だ棘が無い時期ですので、可能な限り除去しました。アレチウリは特定外来生物に指定され、日本の侵略的外来種ワースト100にもなっています。 これ以前