エコトーン 

 里山を撮り続けている写真家、今森光彦氏が手入れをしている里山の四季の風景を見ると、エコトーン*が大事と見えてきます。笹窪谷の谷戸奥では、湿地環境に接して斜面樹林帯が連続的に推移する場所が多く、この地の一体的管理が重要と感じました。

 

*エコトーン陸域と水域、森林と草原、畑など、異なる自然環境が連続的に推移して接している場所で、生物の多様性が高いことで知られる。多くの動物は生活段階に合わせて、異なった場所を利用したり、時間によって生活場所を変えたりするに必要な移行帯である。