袖(そで)群落について

 袖群落は森林の外縁に沿って帯状に延びる草本の群落で、森林周囲の乾燥を防ぎ、

マント群落*とともに森林内の環境を保ち、その林縁は生き物がよく利用する場所です。

小道沿いの樹木の枝打ち時、下部の枝を切り過ぎると、袖群落が形成できなくなるため、

来訪者の通行の安全をはかると同時に、生き物への配慮も必要となります。

 下の写真で左:袖群落が消滅 右:袖群落がある

 


マント群落 袖群落の奥に広がるつる植物や小低木の群落区域で、人がマントを着て

寒さ、風、直射日光を守るように森林をそれらから守り、乾燥するのを防いでいる大切

な群落です。マント群落や袖群落が失われたために、森林が破壊された例もありますので、

むやみに刈り払わないよう、注意が必要です。    ホームへ戻る