2023年9月3日日 夏川さんよりオオタカ関係論文届いた

オオタカ論文共著者の皆様

お世話になっております。夏川です。

既に出版社からメールが届いたかと思いますが、オオタカの論文が出版されましたのでご案内いたします。以下のURLから50日間は無料でどなたでもダウンロードできますので、ご友人の方々に紹介される場合やメール/SNS等で拡散を予定されている場合は特に便利です。もちろん添付のPDFを直接ご使用(ご送付)いただいても問題ありませんが、PDFは通常有料ですので、不特定多数の方がダウンロードできる形式で公開しないようご注意いただければと思います(メールなど知人間ではOKです)。上記についてはご存知の方が多いと思いますが、念のためお伝えさせていただきます。

さて、投稿から掲載まで長い期間がかかりましたので、結局この論文で何がわかったのかを失念してしまった方もいらっしゃるかと思います。もちろんすべて読んでいただければ嬉しいですが(私は無駄な文章は1文も入れないよう努力して作成しています)、それが時間的に困難な場合あるいは保全実務者との合意形成の際には、端的に内容がわかる日本語の説明文があった方が便利かと思います。そのような場合には、以下の説明をご利用ください。

  • この研究では、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、大阪府の中で人口が多い地域のみを対象地とし、(1)オオタカの広域分布モデルを作成し、(2)オオタカの生息確率が高い地域で生物多様性が高いことを確認し、(3)オオタカの生息適地(つまり生物多様性が高い地域)が全調査地の中でわずか3%に過ぎず、その中でも法的に保護されている地域は全体のわずか1%程度であることを突き止めました。

 

最後になりますが、本研究にご協力いただいたことについて心から感謝申し上げます。通常は共有が難しいオオタカのデータを快くご提供いただいたこと、感謝してもしきれません(おかげさまで186ペア分の巣位置データを使用することができ、説得力が上がりました)。機会がありましたら、ぜひ今後も共同研究にご参加いただければ嬉しいです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

夏川 遼生

2023年9月30日

2023年9月9日

 オオタカ営巣地の情報みつかった。

横浜国大夏川氏調査途中結果

横浜市東部

神奈川東部のオオタカ営巣地.docx
Microsoft Word 18.7 KB

夏川氏調査神奈川県西部の状況

 

 

 

同左 M氏調査途中結果

2015~18年オオタカ調査地改訂.xlsx
Microsoft Excel 12.0 KB
オオタカ調査.pdf
PDFファイル 174.4 KB

2023年6月7日

 昨年の人工巣を見たが幼鳥確認できず(慶應大学院生 Yさん、町田市 Kさん)

今年繁殖しなかった?

2023年4月4日 遠藤でオオタカの交尾の声

 13時過ぎ、谷戸内の田んぼ付近で営巣林を見ると、オオタカの交尾の声聞こえる。カラスを追ってオオタカ♂が公園上を低く飛ぶ。花菖蒲開園の頃が気になる。(小室)

2023年1月5日 新聞記事

 こちら

 2022年7月6日  遠藤のオオタカ雛1巣立ち

写真 湯浅さん提供

 

 (考察)

 谷戸内公園造成工事のため、谷戸に接した樹木がかなり切り倒され、営巣林はかなり明るくなり 既に営巣木も枯れ出していた。谷戸内工事の大型重機も5月まで稼働していた。

巣が改良されたのは2020年の工事開始時、アジア航測の監視装置移設時と思われ、その時は営巣林周辺は伐採され明るかった。しかし、その後、営巣林は従来の環境で暗くなり、これらにより、従来より約1ヶ月遅れで、最小限の1羽で繁殖できた。(6月以降谷戸内には殆ど人影は無くなった)

声の観察、収録よりあまり鳴かない鷹のようで、藤沢市は今期繁殖確認できたが、カメラマンには知られていないようだ。オオタカ営巣前は斜面林床に食痕が多数が見つかるが、今回は数、場所限定ながら3月にその気配あった。5月にはオオタカ交尾の声もあったが、繁殖遅れ、1羽は谷戸内工事の影響か。

 

 今年、湯浅さんが自動カメラで撮った2羽のオオタカ、1羽は若いと思われ、当初は繁殖失敗、その後繁殖遅れ、巣立ちも1羽のみになったのでは。この地区でもオオタカの餌となる小鳥は激減であるが、普通のであれば、遠くまで狩りに出かけるはず。以前..近くで同じ様な事があった。

2022年6月24日 

 朝7時半、雛の餌乞鳴数数回あった。雛は1羽のようである。

オオタカ雛2206240730遠藤.WMA
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 2022年6月22日

--- Original Message -----

From: "湯浅 拓輝" <hot-water.78-9@outlook.jp>

To: "Haruki Natsukawa" <raptorecologist@gmail.com>; "森 要" <kmori@remus.dti.ne.jp>; "小室静子 町田" <kosukesan2@gmail.com>

Sent: Wednesday, June 22, 2022 5:00 PM

Subject: 遠藤のオオタカ

 

森様 小室様 夏川さん

 

お世話になっております。湯浅です。

 

昨日、小室さんから遠藤でオオタカの幼鳥の鳴き声、成鳥を確認されたということで本日谷戸に様子を見に行きました。

 

1530頃、元の巣(市がカメラなどを設置してモニタリングしていたところ)にたどり着いてすぐに、幼鳥1羽が巣内で立っている姿を確認しました。親の警戒声などは出されず、近くに姿は確認されませんでした。

 

それから昨日小室さんにも伺っておりましたが、巣は台座のようなもので固定されているようでした。あまり綺麗には撮れていませんが、添付の写真のような形状です。

 ご確認ください。

 湯浅拓輝

2022年6月21日 小室さんのオオタカに関するLINE文章

 

 9時50分頃、旧グラウンド脇で営巣林から餌乞鳴き2声、更に2声聞こえた。谷戸内での作業後に営巣林に入ったら、目の前を斜めに飛んでオタカ成鳥がケッと鳴いて枝に止まった。巣の脇である。下にオオタカの新しい糞が散っていた。巣は人工台に載っている。雛がいるようであるが、双眼鏡は手持ちしていない。後は湯浅君に頼んだ。古巣が人工的に補強されている。孵化が1ヶ月程遅くなったのを調査中。

2022年6月6日 湯浅さんの情報

From: "湯浅 拓輝" <hot-water.78-9@outlook.jp>

To: "Haruki Natsukawa" <raptorecologist@gmail.com>; "森 要" <kmori@remus.dti.ne.jp>; "小室

静子(新)" <kosukesan2@gmail.com>

Sent: Monday, June 06, 2022 5:08 PM

Subject: RE: 遠藤のフクロウ、オオタカ

 

 皆様

 

お世話になっております。湯浅です。

遠藤のオオタカの追加の情報が得られましたので、ご連絡いたします。

 

次に先日申しておりましたビオトープに設置している自動撮影カメラで撮影されたオオタカの写真と動画を共有いたします。共有が遅くなり、すみません。今日ちょうど後輩から追加データをもらいましたので、併せて共有します。

いずれもビオトープ脇の水路を映したもので、カメラの角度は少し違うもののカメラの位置は同じです。時々ビオトープ脇の水路を利用している模様です。

 

動画および写真のリンク

2022/2/26

https://drive.google.com/file/d/1Ak65JI6Ws2rcAyOgzwL9XZDPO26fDYWY/view?usp=sharing

 

https://drive.google.com/file/d/1sIGCzXmlacRUBtmQJ8Fka0DXTXFXwbtv/view?usp=sharing

 

2022/6/5

https://drive.google.com/file/d/1lC0zrrFWDCnUDiWO--0M801u3vaE3e-W/view?usp=sharing

 

https://drive.google.com/file/d/1jD9htjOG85HDjNrEMboFeGeI8Ev-6nZq/view?usp=sharing

 

_________________

慶應義塾大学

政策・メディア研究科 後期博士課程

湯浅 拓輝

 

mail: hot-water.78-9@outlook.jp

_________________

 

2022年5月21日 オオタカ営巣失敗?

 早朝にはオオタカの声はなく朝7時前に1羽の声が短時間あった。繁殖行動はしていない?

オオタカ2205210652遠藤.WMA
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2022年3月12日 久々に遠藤でオオタカ営巣可能性

小室さんの3/2の情報により、久々に遠藤でオオタカ営巣活動可能性がある。3//11,12、遠藤のオオタカ営巣林より継続するオオタカの鳴声、交尾らしい声も確認できました(下記3/12朝6時の声)。今期は久々に営巣活動が復活?谷戸内工事も殆どが終わり、大型の重機が無くなり、従来の営巣林は荒れても、人手が殆ど入っていないので、狭い範囲でも営巣可能なのかもしれません。従来は4月にオオタカがいなくなる例が多い。オオタカの食痕は殆ど見つからないが、2022/1に谷戸入口付近で確認されたので、その個体が来ているのかも。

谷戸左岸林はオオタカは殆ど利用していないので、谷戸そのものを使う機会も減り、右岸林だけの狭い範囲でも営巣活動可能になるかも。3/27昼もに番の声聞こえた。

オオタカ2203120605遠藤.WMA
Windows Media ビデオフォーマット 1.6 MB

2021年2月27日 ハトの食痕

 久々に竹林の林床メッシュL13にハトの食痕があった。ドバトで羽の散らかり具合から、林冠上を飛ぶドバトがハイタカに食われたようである。昼間動くドバトを襲ったのは当然フクロウではない。ここ遠藤にオオタカがいないことは確認されている。

2021年1月11日 久々に笹窪谷でオオタカ確認

 夕方 15:50頃、寒く暗い曇空の下、50m程上空を地図のメッシュN10から北へ真っ直ぐ飛ぶオオタカ成長鳥1を見る。今期はオオタカ飛来、オオタカの食痕は確認できず、このオオタカはこの北約1kmで営巣している個体かも知れない。今回確認場所は数年前、北へ餌を運ぶオオタカを見ており、その当時より笹窪谷でオオタカは営巣しなくなっている。数年前より営巣している「用田」のオオタカがここまで来ているのかも知れない。

2020年5月17日 オオタカ監視装置

 谷戸内での都市公園造成工事で、従来使っていたオオタカ巣内映像録画装置のケーブルは撤去され、巣内監視装置は無いと思っていたが、監視小屋内にあった録画装置は、工事区域外の右岸林沿いに、電源ケーブルを引き、信号線を新たに設けたロッカーに移されていた。監視装置は調査会社がでオオタカ監視小屋から移設した物である。今期はオオタカはこの地を去っている。

2020年4月2日 健康の森のオオタカの今後

 2019年は台風で森林が荒れ、更に谷戸内で都市公園造成工事が始まり、数年前から斜面林手入れ作業で人の立ち入りが増え、1995年以来継続していた同地のオオタカ営巣地は消滅したと思われる。2020年はオオタカ全く飛来していないことを確認した。日本野鳥の会神奈川支部を中心にした同地オオタカ調査グループは解散し、現在は調査員は同地のオオタカに関与していない。2020年からこの調査員専用頁を廃止し、作業員の頁の中で2020年4月より公開している。一部にオオタカ調査員間の覚書のようなものも入っている。

2020年2月26日 ハイタカの食痕

 谷戸横断道へ降りて行く道入口の左側、畑地に、キジバトの羽根が散乱していた。キジバトの尾羽、風切り等の硬い羽毛は無く、ハイタカの仕業のようである。

 

2020年1月20日 都市公園(仮称:遠藤笹窪谷公園)造成工事

 同工事が谷戸内で進んでいるが、工事現場ガードマンから聞いた話では、「同工事期間が8月~2月になっているのは、藤沢市からのオオタカ営巣に配慮するための指示」とあった。オオタカ営巣地保全のためとして、工事期間をオオタカ営巣期を外すことはよく行われるが、これは偽善で、営巣地の開発では営巣地は失われるのみである。今期、当地へのオオタカ飛来は確認されていない。

2019年12月31日 藤沢市はオオタカ調査を辞めた

 谷戸内で都市公園造成工事中で、旧グランドにあったオオタカ監視小屋の役目は終わったようである。藤沢市西北部事務所は担当であった同地のオオタカ調査をやらないとあり2019年9月23日の記事には監視小屋と現場の監視カメラをつなぐケーブルは撤去されており、本日、監視小屋に電力を送るケーブルが外されているのを確認し、何の役目もない旧監視小屋のみが残っている。

2019年11月10日 オオタカ営巣林伐採 

 谷戸内の都市公園造成で敷地外の谷戸右岸流れ沿いの斜面林の樹木が、工事敷地全長に沿い数m~10m幅で伐採されている。この地はオオタカ営巣林で藤沢市は長年、手を全く入れない方針で臨んでいた場所である。

2019年11月4日神奈川県オオタカ保護対策調査アンケート結果の学術研究利用に関する通知

 9月、横浜国立大学大学院環境情報学府でオオタカに関する博士研究論文に当グループからの「神奈川県オオタカ保護対策調査アンケート」に対する回答結果が当グループの了承なく使用されていることが同大学の夏川氏より連絡あった。。

・同アンケートのいきさつ
 同アンケートは「神奈川県オオタカ保護指導指針」に基づき、神奈川県の担当課から野鳥の会神奈川支部オオタカ調査グループに県下のオオタカ営巣場所、営巣状況が毎年、照会され、県の指示で結果を神奈川野生生物研究会事務局と神奈川県の担当課に回答送付してきているもの。

 

 11月4日、当事者に下記通知で警告した。後日、それを覆すよう要請があったが、断った。

 

 この問題は9月から夏川さんが先方に指摘しても、公式化は10月18日の当方問合せが最初で、その間先方からの連絡何も無く、やっと10月22日の下記の先方メール、先方の信用、信頼を著しく悪化させた。

----- Original Message -----
From: "森 要" 
To: <tw7t-・・・>
Cc: "夏川 遼生(最新)" 
Sent: Wednesday, October 23, 2019 8:03 AM
Subject: Re: 御相談したいことがございます
> ★川手さま
> これは本件で当事者から初めて私に連絡あったものです。私は夏川さんからこのような事があったのではと連絡を受けましたので、夏川さんに状況調査とそれが事実であれば、当方の申入れ事項を関係者に諮ってくれとお願いをしました。
私は既にオタカ調査から降りており、体調も悪く下記会合に出るつもりはありません。全て夏川さんに依頼しております。必要なら夏川さんから聞きます。
下記会合の出席者に夏川さんのお名前が無いのも不審感を持ちます。
やっと岩渕さんが迷惑を掛けていることを関係者が認めたことを知り、私としては知り得た
新しい一歩前進です。
森 要

>
> ----- Original Message -----
> From: <tw7t-・・・・>
> To: "森要" 
> Sent: Tuesday, October 22, 2019 7:48 PM
> Subject: 御相談したいことがございます
>
> 森様
 ご無沙汰しております。 昨年までオオタカ保護対策調査で大変お世話になりました。
> さて当会の岩渕の研究論文について、ご迷惑をおかけしています。
> かねてより岩渕から相談を受けている案件です。
>その進め方について、ご納得いかないことやたお詫びしなければいけないことも
> あるかと思います。
> もしかしたら誤解をされていることもあるかもしれません。
> そこでぜひ一度お会いして直接ご説明させていただきたいと存じます。
> 岩渕、岩渕の指導教官である横浜国立大学松田裕之教授、川手と森さんの4人で
> お会いしてお話をさせていただけると幸いです。
> 神奈川野生生物研究会 事務局 川手隆生

オオタカ調査グループ回答.pdf
PDFファイル 784.0 KB
10月28日.docx
Microsoft Word 90.4 KB
10月18日.pdf
PDFファイル 174.4 KB

その後、当方決定覆すよう要請があったが、断ったいきさつ。

----- Original Message -----
From: "森 要" 
To: <tw7t-・・・>
Sent: Monday, November 11, 2019 4:43 PM
Subject: Re: 一連の経過で感じたことやお願い等

> ●神奈川野生生物研究会事務局  川手さま
>
> 非常に大事なことですので、明確に書きます。
>
> 当グループの見解は、当時者の横浜国立大学大学院の2名の方に提示してしています。
> 当人の意見と確認できない第三者の下記メールは留意(テイクノート)していません。
>
> データ使用が事実である場合の当方の考え、事前に連絡しています。今回当事者が
> それを認めていますので、今回その処置を確認まで通知したまでです。
>
> 私としては理解と信頼があればと思いましたが、当グルールとしてはN氏を窓口に
> 対応してきましたが、先方当事者がそのチャンスを自ら逸していること、
> 対応できることに対処できていないこと等より見て、当方通知了解されたと判断して
> います。
>
> 他者のデータを預かる貴方にも今回の件で責任があると思っています。
> まだやるべき事がされていないとの認識です。
>
> 私たちのデータの活かしようはありますので、下記ご心配は無用です。
>
>
> 森 要@日本野鳥の会神奈川支部オオタカ調査グループ
> kmori@remus.dti.ne.jp
> https://sasakuboyato.net
>
> ----- Original Message -----
> From: <tw7t-・・・>
> To: "森要" <kmori@remus.dti.ne.jp>
> Sent: Sunday, November 10, 2019 8:39 PM
> Subject: 一連の経過で感じたことやお願い等

>> 森様
>>
>> お世話になっております。
>>
>> 岩渕の研究論文について、お騒がせしていますが、一連の経過で感じたことやお
>> 願い等をメールさせていただきます。
>>
>> これまで森さんには、県全体のオオタカ調査、その後もオオタカ保護対策調査等
>> で貴重なお時間を使って大きな成果を出していただき、多大な協力をしていただ
>> きました。とても感謝しております。
>>
>> 営巣地周辺で開発行為がある場合、事業者に県として指導し計画変更や保護対策
>> を講じさせることができているのも、この調査結果があるからです。
>>
>> 県としては繁殖している営巣地の位置情報を使い、事業者に指導しているわけで
>> すが、これは対症療法であって、根本的な保護対策とは言い難いものがあります。
>>
>> そこでこれまで得られた情報を元に県内のオオタカの生息環境について、環境解
>> 析をすることで、どのような生息環境を残していけばいいのかやどのような保護
>> 対策が有効なのかを考えるための科学的な知見を得る必要があると思います。
>>
>> そのようなことを考えると、森さんたちが長い時間をかけて得た貴重なデータを
>> 埋もれさせてしまうのは非常に残念です。
>>
>> また現地調査やそれをまとめる活動していただいた森さんのご努力に対して、こ
>> のままでは報いることもできません。
>>
>> 何とかご協力いただけないでしょうか。
>> ご検討ください。
>> よろしくお願いいたします。

>> 神奈川野生生物研究会
>> 事務局
>>
>> 川手隆生
>> tw7t-・・・
>> instagram ID:pu3kumataka
>> ***************************

2019年9月23日 オオタカ営巣監視用ケーブル

 オオタカ監視小屋から営巣木まで引かれていた電源、信号ケーブルは、旧グラウンドでの都市公園造成工事のため、地表にさらされ、切断され、使えなくなっています。来年から調査会社はオオタカ営巣状況確認の映像は見られなくなる?

2019年6月5日 市のオオタカ調査

  今年も笹窪谷で市からの委託調査をしている、F社のIさんの話を聞く事ができた。ここ数年はオオタカが巣に立ち寄っても、営巣活動ができていない。これは数年前から始まった、樹林帯の手入れ作業に依るものとの認識は一致した。遠藤の営巣地北西約1.5kmの用田地区で数年間からオオタカ営巣していることと関係しているかもしれない。昨年7月近くでサシバの幼鳥を見ている由。昨年同様な情報があったが、近くでサシバが営巣しているのかもしれない。

2019年4月14日 オオタカ幼 

 藤沢自然通信に投稿あった遠藤のオオタカ、ツミの写真です。オオタカは営巣活動していない幼鳥のようです。

 

 

2019年4月1日 遠藤にオオタカ繁殖のための飛来無し

 オオタカの営巣活動が無かった、2019/4/1、朝6時半頃の収録音と営巣活動があった

2017/3/19、朝6時半頃の収録音に大差があるの分かります。

 オオタカが巣にいると、周囲の小鳥たちは静かで、オオタカがいないと分かると、小鳥そしてカラスも大威張りで近くで鳴くので、オオタカ営巣地状態が推測できます。

2019年4月1日遠藤朝6時半頃
1904010630遠藤.WMA
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2017年3月19日遠藤朝6時半頃
オオタカ1703190638遠藤.WMA
Windows Media ビデオフォーマット 72.6 KB

 2019年2月19日~

 昨年末より今年の1月まで、オオタカの姿が全く確認できていませんでした。2/10、大庭自然探偵団の当地自然観察会で、同会の秋山氏が撮影したオオタカの写真をアップしています(添付)。その後、当方でに短時間ですが、遠藤を回った時、2/16 16時、谷戸横断道を左岸から右岸に低く入るオオタカ、2/19、14:40、営巣林樹冠でカラスに絡むオオタカが見られました。営巣まで短時間ですが、定着するのか暫し様子見です。その後も3/5、谷戸内で複数回、オオタカの姿を確認している(kk談)

2019年1月26日

 9:10~11:10、西の畑の中のD点で個人的に定点調査した。オオタカ飛来全く無し。猛禽類はチョウゲンボウ1、ノスリ2であった。また、キジバトの観察も以前よりかなり少ない感じ。林床でのキジバトの食痕は少なく、それも纏まって羽毛が落ちているのではなく、

少数が点々と落ちているのはオオタカではなく、ハイタカの仕業と思われる。今期はオオタカ初めて飛来無しとしてよい。

2018年12月31日

 今期より遠藤でのオオタカ調査、観察会を中止しました。「神奈川県オオタカ保護指導指針」に基づく、野鳥の会神奈川支部でのオオタカ調査も中止しました。その間、神奈川支部報に寄稿したオオタカ関連記事概要はこちら

2018年12月27日

 今期、オオタカが飛来が全く確認できていない。食痕も全く回収できていない。冬期にオオタカが現れないのは初めてである。

2018年9月5日 オオタカ♂風切羽

 8/7、食痕があった付近に、オオタカ♂の風切羽が落ちていた。

 

2018年8月7日 久々に谷戸奥に食痕

 笹窪谷では斜面林の手入れで、5年前から人が頻繁に立入し、昨年からは枝を細断する機械を2台使い、かなり機械音があり、オオタカは谷戸奥の斜面林を、殆ど利用しなくなっています。オオタカの食痕記録は2017/1/31の記事にありますが、その後、殆ど見られていません。今回、谷戸奥右岸林内に夏季に少し古いキジバトの食痕がありました。この猛暑で林内の作業は中止されていることが関係しているのかも。

2018年5月29日 用田のオオタカ

 4/21、遠藤で餌を持ったオオタカが用田方面に飛去したが、

用田の現場では、巣の下に小さな糞が少数落ちており、雛が孵化して間もない感じで、巣では親が全く声を出さず立っていた。

 6月19日の調査で、巣に巣立ち間際の茶色の雛2羽が立っていた。

2018年5月27日 オオタカの食痕

 ここ数年、オオタカが巣に入らない状態が続いていますが、フクロウとの力関係があるのかも?両者共存時は、フクロウの巣箱近くでもオオタカの食痕をよく見ていましたが、最近は殆どありません。フクロウの力が強い?本日、久々にオオタカの食痕(オナガ)がフクロウの巣箱付近にあり、フクロウの巣立ち完で、オオタカが戻ってきた?

2018年5月12日 漂流する?オオタカ

 11時頃、D点南を東へ飛翔するオオタカ1を見る。営巣放棄した個体がこの周辺に漂流しているのかも。

2018年4月29日 オオタカの声無し

  営巣林で早朝4:50~8:30の集音で、オオタカの声有りませんでした。4/21に他の♂侵入をパージする様子が見られず、4/21、夏川さんが巣を見たとき、巣が増強された形跡が無いこともあり、(今年も)3月末には営巣活動放棄と思われます。

 集音を聞くと、コジュケイ、ヒヨドリ、ガビチョウ、カラス等の声が大きく何度も入るのは、近くにオオタカがいない証拠です。オオタカ営巣している場合では、森は静かです。

 今回は測量での人の立入は無かったようで、数年前と同様、フクロウの侵入?毎年繰り返される営巣放棄の原因は何か不明。ここの個体、約1.5km北の用田に移動したのかも?

夏川さん撮影
夏川さん撮影

2018年4月21日

 定点観察 新居 小室 塩川 夏川 森

 10時半頃、D点観察点で、谷戸奥樹林の上を脚で鳥(下半部のみ)を巣に運ぶ、オオタカを見る。北北西にロストしたが、その延長上1km先に、用田のオオタカ営巣木があり、今期はそこにオオタカが来ていることを確認しているので、その個体がここまで狩に来ているようである。遠藤のオオタカの逆襲は無かった。午後、営巣木南側畑の中の通路にカメラマン1人がおり、オオタカの声聞いた、空を飛翔するのを見たと証言あった。午前、A点ではオオタカの声を聞いていない。

2018年3月17日

定点観察 新居 小室 塩川 飛岡 藤田 森

写真1:10時17分 西へ移動する個体(A点 塩川)

    10時37分 東に向かって一直線に飛ぶ個体、少し遅れて続けて飛ぶ1羽の個体

         (写真不完全なし A点 塩川)
写真2:10時38分 少年の森方向より谷戸内へ(D点 藤田)素嚢が膨らんでいる

    10時53分ごろから11時10分の間に何回も旋回する(A点 塩川)

写真3:11時04分 N林上空を旋回(A点 塩川)

写真4:11時04分 慶応大学方向の上空で旋回(D点 藤田) 

写真5:11時08分  N林上空を旋回(A点 塩川)

写真6:11時09分 N林上空を旋回(A点 塩川)

写真7:11時23分 写真8の成鳥と谷戸北西から飛び出し、成鳥は少年の森に入ったが、

          幼鳥は少年の森で引き返し谷戸に入った(D点 藤田)

写真8:11時40分 少年の森から飛び出し上空で旋回、かなり上昇し西へ向かった

         この個体は11:23頃谷戸から飛び出した成鳥と推定(D点 藤田)

 林で鳴いた時間は10時40分と10時50分です。少し離れた西側で鳴いたのは9時20分と10時20分です(A点 塩川)。声の頻度より、昨年よりは営巣活動、順調に思えます。

 「 写真5,6,8は恐らく同一個体です。左翼のS4もしくはS5に羽が重なっているように黒っぽく見えることろがあると思います。これは良い目印になる特徴です。そして、恐らく写真2も素嚢のふくらみから同一個体です(絶対とは言えませんが…)。
 写真1,3,4は同一個体と思います。こちらの個体は両翼のP1とS1の境あたりに羽が重なり黒くなっている部分があると思います。従って、観察できたオオタカの成鳥は恐らく2羽だと思います。」(夏川)写真2,5,6,8は♂? 写真1,3,4は♀?

 オオタカが営巣地に入るルート上の笹窪谷奥地の樹林帯は、ここ数年かなり手入れがされ、オオタカは使用しなくなり、餌場は少年の森を越えてその西側、宮原地区(目久尻川東部)と思われます。

2018年3月6日

 笹窪谷での定例作業に向かう時、左岸でオタカ♂?の声が何か所かで聞かれました。フクロウの竹林、谷戸奥の左岸斜面林で久しぶりにオオタカの声を聞きます。

2018年3月3日

  16時35分、くもり、久々にN林からオオタカの交尾の声がありました。

2018年2月24日

 少年の森と遠藤で早朝(5:30~9:00)、オオタカの声を収録しました。少年の森では記録無ですが、8時~9時に5回、オオタカの声(ケッ、ケッ、ケッ・・・)5回ありました。遠藤のN林に居ついたようです。下記に8時11分の声。

オオタカ1802240811遠藤.WMA
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2018年2月10日

定点観察 (小室 塩川 夏川)

①10:08少年の森内から雄が出現し、深いはばたき(おそらく誇示飛翔)と滑翔を交えて旋回飛翔した後、西方向へ滑空降下、10:12少年の森の尾根陰でロストする。
②10:31雌個体と思われる鳴き声がD点目の前の樹林から聞こえる。
③10:41雌個体がD点目の前の樹林から出現し、少年の森内へ直線的に飛翔する。
④11:44少年の森内から雌個体の鳴き声が聞こえる。
⑤終了後、少しだけ歩いたところ12:20頃にA点付近を雌個体が深いはばたきで飛翔する。
  なお、雄個体には左翼のS5枚目あたりと右翼のS1枚目あたりに若干の欠損があり、雌にはありませんでした(添付写真)。行動はだいぶ活発なので、期待できそうです。雌雄ともに私が歩いているところを明らかに見に来ている気がするので、我々観察者を気にしている気がします。警戒心が強いペアなのかなと思います。(D点で夏川)

 

 10時20分N林でケケと二声鳴いたのみです。ノスリがいましたが枝被りの奥での休息でした。(A点で塩川)

 今の時期、鳴くのは雌?笹窪谷N林と少年の森、いずれが本命?


2018年1月27日

 日本野鳥の会神奈川支部報2018/2号にオオタカ希少種解除のその後を投稿しました。

笹窪谷探鳥会で谷戸内でオオタカ♂を見る(小室)。

2018年1月13日

定点調査(新居、梅津、小室、塩川、飛岡、夏川、藤田、森)

 今日の午前中の調査で、当地でオオタカ♂成1、♀成1が確認されました。♂は9:20頃、

少年の森付近から餌を追って低空で谷戸中上流部に入りました(写真1,2)。これと同一と思われる♂が11時前後に、30分程、上空で見られました(写真3~5)。この個体は30分程度D点と北側用田地区あたりを旋回し続け、2回ほど波状飛翔を繰り返しました。他個体に対してか、我々観察者に対しての誇示なのかはわかりませんでしたが、自身のテリトリーを宣言していたので遠藤に執着していることは間違いないと思います(夏川)。数年前に波状飛行を見た場所と同じ、D点北側600m付近にある日通の建物の北側付近です。この地は北側テリトリーとの境になり、遠藤のオオタカはこれより北側には行きません(森)。

 最初に♂を見た直前にA点でドバトを追う、♀成鳥が確認されています(写真6、7)。

外へ出た様子がありませんので、この地に定着する♀かも。写真8、9はハイタカ。

 本日は営巣林からオオタカの声は皆無で、この寒さで繁殖活動が遅れているのかもしれません。

2018年1月6日

 オオタカの食痕は殆ど見つからないが、新しいキジバトの食痕を見つけても、羽根の一部が散らかっているのみで、以前オオタカで見ていた様に、キジバトの羽全体が集中して落ちていない。キジバトの羽が近くに点々と落ちているのもオオタカではなく、ハイタカがキジバトを襲った跡と思われる。ハイタカはヒヨドリ、シロハラ、ツグミ等の中小型の小鳥を林縁の開けた場所で捕ることが多い感じである。

2017年12月下旬

 食痕は数えるほどしか見つからず、昨期に比べかなり少ない。ドバトの古い食痕があり、

オオタカは飛来したようであるが、定着している♂は見つからない。この地の野鳥が減少していることに関係しているのかも知れません。キジバトがこの十年で半減している影響は大きいと思われる。

2017年12月9日 

 定点調査(新居、小室、塩川、飛岡、夏川、森)

 8:45~12:00の観察で、少年の森でオオタカ成♀(8:49)、少年の森付近から超低空でD点北側を通過するオオタカ幼♂?(10:07)を確認、オオタカ成♂は未確認。チョウゲンボウ、ハイタカ、ノスリ、トビを確認。

2017年11月26日 

 日本オオタカネットワークワークショップ(飛岡、夏、森出席)からの報告
<種の保存法でのオオタカ希少種指定解除後について議論>

 今後は各自治体対応で対策するとしても、日本オオタカネットワーク会員が独自に出 来る事をやるべきとして:

• 環境省のモニタリング調査とは別に各地、各人が持っている経年変化の情報のデー タベース化

• 各地の保護団体に、オオタカ希少種解除問題の認識徹底と調査のお願い (野鳥の会遠藤理事長、自然保護室葉山室長も同席。アクションを期待したい)

• 「神奈川県オオタカ保護指導指針」の最新版(2017/11)が紹介された。全国でも 先端的な仕組みで、今後、全国で自治体対応での対策のよい指針と認識された。

• 神奈川県でおこなっているように調査団体と行政が情報、問題点を共有するよう、 自ら動くべきとの認識がなされたようです。

2017年11月25日

  新居さんが撮影した写真で、オオタカ♂の飛来が確認できました。

2017年11月21日

 南の道(メッシュJ11)でノスリの食痕と思われる、ハイタカ♂の残滓を見る。現場でハイタカの脚、ノスリのものと思われるペリットを見る。ツチイナゴの脚と思われるものあり。オオタカ飛来の確証は未だ無い。

2017年11月19日

 フクロウの巣箱確認の後、オオタカの巣の現状を見に行く。巣は以前より拡充されている感じを受ける。

2017年10月30日

 暫く、オオタカが棲息している気配が無かったが、今期初めての食痕(キジバト)を山道(メッシュL12)で見る。

2017年9月

 神奈川県へ「神奈川県オオタカ保護指導指針」によるアンケート調査で、「繁殖期に周辺でオオタカを確認しているが、繁殖活動はしなかった。今期は営巣期に頻繁に測量の立入りがあった影響?」と回答している。

2017年6月24日、7月3日

 6/24:9時、7/3:17時、営巣林の東でオオタカが小さく鳴く声を聞く。オオタカが滞在しているようである。

 

2017年6月22日

 笹窪谷を囲んで、フィールドエッグがオオタカ調査をしていました。岩淵氏の話では、今期は巣に近づく行動は見られたが、営巣活動は無かった。病院建設現場付近をオオタカが使っていないので、その影響は無いとしている。高いクレーンの稼働の影響は不明。しかし、近くで♂成を見ているので、近くで営巣しているかも。当初、若い個体が少年の森で鳴くのを見ている。6/23、当方で少年の森を見たが、オオタカ生息の気配なし。今回の調査は病院建設に伴うもので、谷戸内で今後、菖蒲園等の開発工事をする場合は、(藤沢市から委託されている)このオオタカ調査継続は必要では、日大の葉山氏は定年で退職したが、藤沢市のオオタカ検討会の委員に留まっているとの先方からの話がありました。

2017年5月

 今期はオオタカの営巣活動確認できませんでした。営巣木から新病院建設場所まで約400m、建物屋上高さは周囲の樹冠高さより高くならぬよう、配慮がされたが、建設中稼働の高いクレーンはオオタカ営巣活動に影響を与えた可能性があるのでは。また、今期は藤沢市の測量のための樹林立入が頻繁にあり、その影響もあったかも知れない。この2点がそれ以前と条件が異なる。(下写真)

  5/22、午後3時頃、遠藤で谷戸横断道へ上がる道路に車を止めていたところ、公園脇にある電柱の天辺にオオタカ成♂がサシバのように止まりました。数秒でハシブトガラスに追い散らされましたが、大きさからオオタカ成♂でした。その後西の畑の方へ行きました。電柱に止まるのも驚きですが、今の時期、遠藤にオオタカ成♂がいるのは近くで営巣している可能性を窺わせます。

2017年4月3日

 遠くから見るだけではわからないと思いますので、巣まで行ってみましたが新しい巣材の搬入は見られませんでした。しばらく待っても巣材や餌運びは見られませんでした。

とりあえず、3分間オオタカの声のコールバックとフクロウの声のコールバックも行いましたが、声も姿も確認できませんでした。(夏川)

 2017年3月31日

 3/30,31とも現場でオオタカの声収録できませんでした。またオオタカ繁殖活動している兆候は見られませんでした。次回予定の4/8(土)の調査観察は中止したいと思います。(森)

2017年3月19日

 営巣林で朝6時半、2声鳴きがあったのみです。声が少なく、今の時期交尾の声があるのですが、今期は気配無く、繁殖行動に入っていないのかも。

オオタカ1703190638遠藤.WMA
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2017年3月11日 参加者:新居 池 梅津 小室 塩川 飛岡 藤田 松浦 森 (9名)

 午前中の観察ではオオタカ幼1確認のみで、5:30~12:00の営巣林での声収録でもオオタカの声皆無で、未だ繁殖活動は見られないようである。1箇月遅れで営巣事例もあるので

暫し状況を見守る。

A点での写真(上 池さん撮影)

D点での午前の写真(下 梅津さん撮影)

写真:オオタカ幼鳥1(9:10) オオタカ幼鳥2(11:54)
   ハヤブサ カラスに追われるハイタカ
解散後午後、下記を観察しました。
写真:オオタカ幼鳥3(13:10 谷戸内を低空で飛んだ。)
   オオタカ成鳥♀(13:30 桐の木にとまる。)
   オオタカ幼鳥♂?(14:16 桐の木にとまる。)

  写真の様に桐の木に、成鳥♀と幼鳥♂と思われる個体がとまりました。この2羽がペアになろうとしているように見えましたが、交尾や鳴きかわしなどの繁殖行動は、全く見られませんでした。鳴き声は聞こえませんが、♀は定着しているようです。幼鳥♂とはペアにはならないのでしょうか?しばらく観察が必要と思いました。(梅津)

2017年3月7日 (森)

 ヒヨドリの食痕の先に特徴的な一直線(約40㎝)に伸びたオオタカの糞があります。

2017年2月28日 (新居) 

 今日遠藤に行きました所、17時10分頃、営巣林南側の例のキリの木にオオタカ成鳥が止まって居るのが見られました。

 2017年2月18日 (森)

  SFC内の食痕の場所、航空写真に落としてみました。他にあればプロットするのも面白いかも。嘗てはSFCとの間A付近に森があり、対岸の赤丸と回廊になっており、赤丸内は餌の解体場になっていました。今では横に病院建設もあり、全く利用されていません。SFC構内は営巣木から7~900m程度で以前も今もオオタカが狩をしていると思います。前に営巣林近くでコガモの食痕を見た事がありますが、SFCの池から800m程運んだのでしょう。

2017年2月16日 (夏川)

本日、遠藤ペアを見てきました。
 D地点で観察し、16:22に雌成鳥D地点から200mほど東側から出現し、D地点頭上(かなり高空)まで来てから営巣林方向へ飛翔し、尾根影でロストしました。誇示行動はなく、下尾筒も繁殖兆候ではありませんでしたが(添付写真)、かなり長時間飛んでいたのに他個体からの排除行動がなかったので、お そらく遠藤に定着している個体なのかなと思います。帰り道で出会ったハイタカの写真も添付します。
 また、35°23'09.9"N139°25'45.1"E(本館キャンパス沿いの道路上)にドバトの食痕が、 35°23'14.6"N139°25'39.0"E(本館の池の近く)にコガモの食痕がありました。
 オオタカ以外の種による食痕の可能性もありますが、一応こちらもお伝えします。本館キャンパスで雄成鳥がハンティングするのを2016年だけで12回見ているので、今回もおそらくオオタカかなと思っています。
 こちらは後輩から聞いた情報ですが、コールバックでオオタカを撮影しようとする人が本日2人いたそうです。(古賀君情報)

2017年2月15日

   業者の測量が終わり、藤沢市の検収のため、これから測量箇所(1000箇所以上あると言う)の写真を撮る由。測量時はオオタカ営巣地は早めに終了お願いしたが、今回はオオタカ営巣林にも立入り、撮影するので、営巣に影響が出る可能性がある。

2017年2月11日 参加者:新居 池 小室 塩川 藤田 松浦 森 (7名)

 11:22の成鳥、谷戸中央部から谷戸奥へ向かい、D点北側付近で急降下し、少年の森方向で上がり、森の上で旋回しながら用田方向にロスト(11:30)。11:36にA点北側から出て営巣林に入り鳴いた個体は両者の距離が1.5km程あり、時間的に戻るのは困難と思われ、別個体の可能性がある。当日午前中、メッシュM8付近で草を刈る機械音があった。

2017年1月31日

 1月中に遠藤で記録された(オオタカの)食痕を航空写真に落としてみました。
よく利用されている場所は赤い丸で谷戸奥部、営巣木周辺等で利用区域はこの10年で半減している。
 Aは谷戸入口の開発で餌解体場消滅、Bは林床に笹が生えた落葉樹林で以前より利用せず、Cは人の通行があり、一部営巣林を分断するように伐採され消滅、Dは谷戸側に人の通路があり、以前より利用せず、E、Fは手入れが入っている竹林で餌解体場は消滅、Gは笹が生え、以前より利用せず。食痕はキジバトが過半数を超える。その他ではトラツグミ2、アオゲラ、カルガモ、コジュケイ、シメ各1。当方の感想では今期の食痕はここ数年の例より多い感じ。シメ以下の大きさの鳥の食痕は確認が難しい。

2017年1月24日 カルガモ食痕

 メッシュN8で新しいカルガモ食痕を確認。大型の鳥を林床に運び込んでいるのは、(大型の)オオタカ♀が来ている可能性が大きい。

2017年1月14日 参加者:新居 池 塩川 手島 飛岡 藤田 森 (7名)

 オオタカ幼鳥1羽を9時に確認したのみでした。ハイタカがよく飛びました。

 今年に入り、食痕調査した結果を添付します。今のところ21個所です。従来と異なり谷戸奥に集中しており、一部は左岸林縁北側沿いにキジバトが多数見つかっていますので、北側の畑も狩場になっているのかもしれません。(森)

2016/12/23

 オオタカの営巣林対岸に設けているフクロウの巣箱、点検したところ、ハクビシン♂と子2頭が入り込んでいるのを確認。翌日には親は子を連れて巣箱の外へ逃れていました。

 ハクビシンが子育てをしている事は、もしかしてオオタカの巣を荒らしたのもハクビシンかも知れませんね?以前座間の巣かどこかの巣か分かりませんが、ハクビシンに襲われたと噂で聞いています。(塩川)

2016/12/10  参加者:新居 池 大坪 塩川 飛岡 松浦 森 (7名)

 

写真2:10時51分頃少年の森からAに飛ぶオオタカ、11月の個体とは異なるように見える。
写真6:11時17分頃AからCを経由して北に向かったオオタカ、隈取が薄い

写真9:09時15分頃Cポイントを飛ぶハイタカ。

 オオタカは少年の森からAポイント方向に直行する事が多いようだ。

塩川 孝

2016/11/27   日本オオタカネットワーク ワークショップ

 横浜で開催されたワークショップで遠藤のオオタカがこの10年で繁殖成功3回、失敗7回

と悪化している理由を、虫の減少、野鳥の減少からみてネオニコチノイド系農薬の影響があるのではと報告しました。ワークショップには飛岡さん、夏川さんも参加。夏川さんからは「神奈川県全体のオオタカの生息状況につて」を報告、添付はパワーポインのファイル

ネオニコチノイド系農薬の影響か?.ppt
Microsoft Power Point プレゼンテーション 541.0 KB

2016/11/12  参加者:新居 小室 塩川 飛岡 森 (5名)

写真1:8時58分頃少年の森からAに直線で飛ぶ個体。

写真2:11時47分頃少年の森からCを経由してA向かった個体。
写真3:12時06分頃芝生広場に出た個体(Aポイント)。 (
塩川 孝)

 

 写真4:まず、結論から申し上げますと、この個体は梅津さん、池さんがおっしゃる通り
私もハイタカだと思います。(夏川)

 P5の突出と翼後縁の湾曲はハイタカの特徴なので間違いないと思います。オオタカの幼鳥も翼後縁は湾曲しますが、縦縞がないので除外ですね。また、断定要因としてもう一つ挙げられるのは、初列風切の最長羽の横帯の数です。この個体は6本だと思います。オオタカは7~8本、ハイタカは6~7本なので、6本であれば確実にハイタカと断定できます。オオタカは羽が白すぎて横帯が見えにくいときも多いですが、6本ならハイタカです。
 次に年齢と性別ですが、あくまで私の意見を述べますと幼鳥雌と思います。タカ類は0歳の場合は初列風切~次列風切まで綺麗に凸凹がなく隣の羽と伸長具合に差がありません。これはすべての羽が一斉に伸びるためです。ですが、1歳以降つまり換羽が始まると、栄養状態等によって伸長具合に差が出て凸凹が認められるようになります(完全換羽が済んでいてもで す)。性別は体形から雌だと思います。
 ただ、意外と綺麗に伸長しているハイタカの成鳥も見たことがありまして、確実とは言えません。お腹の模様は池さんのおっしゃる通り、成鳥のような気もします。年齢と性別はよく間違えていますので、適当に聞き流していただければと思います。 

 

 私もハイタカではないかと思います。(池)
明るくレタッチして見てみましたが、あまり横班が目立たないのでハイタカだとしたら♀の成鳥ではないでしょうか?ハイタカの逆渡りの観察を現在やっておりますが、今季は過去の記録をぶっちぎってここ2週間の観察で150羽以上が東方向へ渡って行きました。その中には太めのハイタカもおりまして、オオタカとの識別で戸惑うものもいました。  これ以前