笹窪谷オオタカ保護関連いきさつ
・1993/3 藤沢探鳥クラブ有志でオオタカ調査開始、現在は野鳥の会神奈川支部
オオタカ調査グループに引き継がれ、毎年、営巣期に調査がされている
・1995/4 谷戸埋立て開始
・1995/5 オオタカ営巣初めて確認、谷戸埋立て中止
・1995/6 巣立ち確認、マスコミに広報、営巣期間中現場パトロールを実施(藤沢探鳥
クラブ会報「四季報」NO.98 1995/7に詳細報告有)
・1998/6 日本野鳥の会の助成金を受け、笹窪谷自然案内マップ完成
・1999/3 藤沢市労働会館で「オオタカ保護シンポジム」開催
・1999/6 慶応大学看護医療学部建設予告を受け、藤沢市長、当時の文部省に環境保全要望
書提出
・1999/8 「藤沢市健康の森オオタカ検討会」発足、1993年以来の私たちの調査データを
全面的に採用
・1999/11 藤沢探鳥クラブ内に「遠藤笹窪谷保全基金」発足、現地調査、保護活動を 支援、2010年解消
・2000/2 「藤沢市健康の森オオタカ検討会」よりオオタカ保護に関する指針が出る
これが同地のオオタカ保護の基になっている
・2000/8 慶応大学看護医療学部建設開始
・2001/4 同学部開校
・2001/5 オオタカ雛密猟発覚
・2001/7 「藤沢市健康の森オオタカ検討会」を発展的に解消し、都度の有識者の会議 へ移行 。現在、「健康の森オオタカアドバイザー会議」で運用これを機に私たち
が把握した情報は藤沢市に連絡共有する仕組みができている。
・2002/3 密猟監視装置、巣内記録ビデオ運用開始。現在も巣内記録ビデオ録画が
続いており、私たちも藤沢市と情報共有のため、繁殖期に映像を確認している。
・2002/5 密猟監視のため藤沢市と協働して夜間監視小屋宿泊開始 2007年まで
・その後随時、私たちは林道でパトロールを実施。2010年頃より、野鳥カメラマンの立入り
が目立ち、藤沢市は立入り禁止看板を設けたが、効果は少なく、2014年には
不完全ながら一部にロープが張られている。
・2013/1 健康の森管理運営協議会による斜面林、谷戸手入れ作業始まる。
・2014/4 藤沢市担当部署員異動
・2015/4 繁殖期の巣内映像、同地のオオタカ調査員に公開拒否。長年続いていた、藤沢市
との情報相互連絡の仕組みは無くなった。
・2015/7 谷戸入口で建設予定の新病院は「健康の森オオタカアドバイザー会議」の答申で
当初の7階建予定を5階建と低くして、工事開始。
・2017/9 谷戸入口に湘南慶育病院開院。
健康の森オオタカアドバイザー会議(葉山嘉人氏座長)のオオタカ調査は続行され、健康の森での開発、保守手入れ作業方法にアドバイスする立場にある。
次の同会議の課題は、谷戸内都市公園化事業である。
・2020/4 2019/8から谷戸内で都市公園造成工事は始まり、同地にオオタカ飛来しなくなり、同地のオオタカ営巣地は消滅した。