4/29に一部刈り残されていたヨシ原を刈り取りました(4/29の下の写真5,6)
1 2 3 4 5 6
谷戸内で倒れている枯れているヨシを、ヨシ原更新のため2箇所で刈り取りました。場所は作業計画地の⑪番と⑩番(10mX20mX2=400m2)。⑪番は上の写真1~3、⑩番は上の写真4~6で、一部作業未完の所は5/4に作業完了させました。
7 8 9 10 11
谷戸内で繁茂しているオオスズメノカタビラ(外来種)の穂から種が放出される前に、作業計画地の⑬番で10mX20m予定を10mX35mに広げて刈り取りました(上写真7、9~11)。刈り取られた穂は次回整理します。上写真8は⑬番の上流側で、昨年行ったオオスズメノカラビラ刈り取り効果があり、オオスズメノカラビラの繁茂は少なくなっているのが分かります。一部オギが進出していますので、そこは残すようにしました(上写真9、10)。
谷戸内⑫番作業場所にある高木2本を、伐採しました(上写真)。
本日の主作業です。機械を扱わない人は谷戸右岸沿いに生えている灌木を切り、左岸の流れを整備しました(右写真)。
同時に谷戸周辺で生き物のモニタリング調査をしています。
作業用道具類を保管管理している物置の中を確認し、整理整頓しました。不要になったもの、壊れて使用できないもの等、経理的に原価償却する必要がないものを整理廃却し、新体制での今後の作業の準備をしました。
前回残っていた1箇所で、作業場所区割りのロープ張りをしました。一部、枯れたアシ原内を通る
ため、難儀しましたが、これにて
今年度、草刈りする場所が全て設定されました。植物の移植作業は作業員の頁、2019/4/3に記載。
作業中、谷戸内の水溜まりにヒキガエルのオタマジャクシが多数孵化しているのを確認しました。親が斜面林から出てきて、谷戸内で産卵したようです。ヒキガエルの産卵確認は3年ぶりです。
2019年度の作業場所は従来通りで、左に示す谷戸である。今回、現場確認作業で下図に示すように現場作業の区割りで詳しい作業場所が決まり、トラ紐でマークされた。
⑬は200m2で申請しているが、実際は350m2ある。作業全体実績面積は申請値を超える。
今回、右岸沿い⑫とオオスズメノカタビラ刈り取り地⑬の区割り作業が終わり、これで来期作業予定場所が全て決定した。上写真はその作業風景で、⑫では谷戸内に生える高木(直径25cm:ヤナギと30cm:エノキ)2本の伐採も予定されている。
下写真は谷戸内に放置されていた伐採木で、丸太に細断されている一部を左岸の林床に
運び出した。
前日までかなり雨が降り、谷戸内作業場所の足場は水が溜っており作業は苦労しました。谷戸内のヨシ原は左写真の丸で示すように、倒れて荒れている場所があります。その箇所のヨシ原を優先して更新するため、枯れたヨシ原に入り、来期刈り取る場所確認のロープを張りました。(下写真) 下中央写真にあるように、枯れたヨシ原を踏み越え、ロープと測定用巻尺を持ち込む人は大変です。
藤沢市は市内の三大谷戸の保全宣言しており、ここ健康の森(笹窪谷)では谷戸入口側に藤沢市は公園を作ると発表しており、同地で残された谷戸は私たちが作業をしている場所のみとなり、この意味で、私たちのこの地での保全作業の意義、責任は大きくなります。
藤沢市 都市整備部 西北部総合整備事務所へ、私たちの来年度予定の作業内容説明資料を、下記提出しました。
(基本的に手刈り作業)
1谷戸内及び谷戸横断道草刈り
・谷戸横断道草刈り3回 70m2X3=210m2
谷戸横断道両側低茎湿地管理の草刈り6個所で計2390m2
・谷戸内ヨシ原刈取り更新2個所 2X200m2=400m2
谷戸中流域草刈り 200m2
・谷戸右岸沿い草刈り 1000m2
・谷戸右岸沿いで高木2本伐採
頭に・のあるものは一部機械の支援を受けます 草刈り全体で4200m2
2谷戸湿性回復作業
谷戸内(谷戸最奥部、中流域、谷戸横断道周辺)で水路の手入れ、止水域等を作り、
湿地再生作業を行う。順応的管理 バッファーゾーン管理で必要以上の過剰管理による
生物多様性の低下を防ぐ。(これは長期の3年程度の周期で見る)
3谷戸周辺で毎月、生き物の調査、記録をする。
・定例作業予定日は月3回。水曜日2回、第4土曜日。
2018年度、作業時実績報告を西北部事務所に提出しました。交付金対象の草刈りの部分は経理処理資料と共に別途、正式に西北部事務所に提出しています。交付金対象は下記資料の2番目、3番目の作業報告(PDFファイル)です。経理処理資料は作業員の頁に掲載しています。谷戸内湿性回復作業と湿地部生物調査を今回、西北部事務所に参考までに送付しました。
急遽、来期作業をする場所の面積を測量した。来期分申請時必要になる。
来期の準備として、前回に続いて作業予定場所をとら紐で区割りしました。これにて谷戸横断道両側の低茎湿地管理6区域が設定されました。とら紐は陽に強く、長持ちし、遠くから目立つのですが、機械巻されたものを、現場で絡まず人が解すのにコツがあるようです。
午後、生態系に詳しい方と同行し、谷戸中領域で来年度、人の手を入れる必要がある箇所を下見しました。次回2/23、その区割り作業を予定します。
寒い日でした。来期の準備として、作業場所をロープで区割りしました。刈り開いたヨシ原にノウサギが来ているようでノウサギの糞(ため糞?)がありました。来期の作業体制についても話合いもしました。
集合時、シメの鳴き声が聞かれ楽しみに出発、遠くにシメの群れと思ったのがカワラヒワ10羽以上の群れでした。鳥は少なく飛んでいてもすぐに、ヨシの中へ探すのが大変でしたが、カシラダカは群れで木々の中を移動、楽しませてくれました。柿の木の台地は北風が強い中、ノスリとカラス1羽がモビング、鳥が少ないので、慶応大学へ、池にはカモ類、遊水地にはビンズイ、ヤマガラ他、谷戸では会えなかった鳥に会え探鳥会を楽しみました。(担当 T)
見聞きした鳥 トビ、チョウゲンボウ、ノスリ、モズ、キジバト、ヒヨドリ、カワラヒワ、シロハラ、アオジ、カシラダカ、シジュウカラ、ジョウビタキ、メジロ、ホオジロ、ムクドリ、ハクセキレイ、スズメ、キジ、エナガ、ビンズイ、ヤマガラ、コゲラ、ツグミ、シメ、コガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、オオバン、アオサギ、ハシブトガラス、ハシボソガラス(32種)
(同文 藤沢探鳥クラブ「四季報」2019/3に掲載)
谷戸最奥部で繁茂しているヨシ原(一部地上に倒れている)の半分程度、250m2(10mX25m)を刈り取りました(下写真の上段)。余力がありましたので、この作業とは別にこの下流側流れ沿いに手を入れています(上段写真右端)。
下記写真下段は、作業面積の確認作業風景です。藤沢市に作業報告出す場所では、巻尺で長さの確認を行います。
次回、谷戸奥部でヨシ原を半分ほど刈り取りますが、その作業の下調べをしました。今年度の最後の作業申請場所で、かなり足場が悪い場所ですが、250m2以上刈り取りを目指します。予定作業場所状況を確認し、その場所にテープで目印をつけています。
この時、作業音に気付いたヤマシギがヨシ原の流れから飛び立ちました。谷戸奥部で越冬する個体で、夜に活動し、昼は流れに休んでいる寡黙な貴重な鳥ですので、その保護のため次回、予定作業場所を少し動かします。時間がありましたので、その周辺の藪を少し手入れしました。その分は当会の任意作業となります。次回以降、本格的に作業します。
寒い日でした。11月20日の谷戸横断道上流側左岸沿い(約10mX30m長)作業に続くその上流側で、高茎植物を刈り取り、低茎湿地の管理、保全をしました。上流に10月の台風で谷戸内に倒れ込んだ杉、コナラの大木が見えます。
作業面積 約9mX22m長=198m2(上写真5枚)
倒木は数本あり、それ程経過していませんので、生木のままでかなり硬いため、機械を使い可能な限り、整理しました。このままでも危険は無いので、暫く放置し、その後の処置を別途検討します。藤沢市の連絡で、この分の作業は別予算で来期に予定します。(上写真5枚)
それに続き、倒木の上流側でも同様に、高茎植物を刈り取りました。
作業面積 約11mX33m長=363m2(上写真4枚)
これにて11月20日作業済みの300m2も含み、谷戸横断道左岸上流側
一面に300+198+363=861m2で作業が終わり、当初申請値の800m2をクリアーしている(左写真)。
曇った寒い日でしたが、久々に谷戸に子どもたちの甲高い叫び声が響き渡る日でした。第3回わくわく体験フェスティバルが開催され、谷戸奥右岸林でコナラの植樹会がありました。指導者から子供たちへ「樹は何を食べますか」の質問は、植樹の意味を知って貰うための良い問いかけでした(写真1,2)。
旧グラウンドの式典会場で「もっと自然と仲よしになろうーワクワク自然体験は、心豊かな子どもを育てます」として、Kさんが作ったパネルを展示し、谷戸とは?、そこに棲む生き物、自然環境保全管理作業及び湿地再生作業の成果などを知って頂きました(写真3)。
子供さんには葉っぱ、ススキの穂などを使って、「トトロ」を作ってもらいました(写真4)。その作品の掲示はこちら。また、昔懐かしいドングリ駒を回してみました(写真5)。
後日,わくわく体験フェスティバルのアンケート集計に下記意見が個別に記載されました。
「団体の方が葉っぱや地形など自然について詳しく教えて下さり、おもしろかったです」
12月2日予定の「わくわく体験フェスティバル」の現場での準備作業を、藤沢市と共同で行いました。左上は案内掲示板設置風景、左中、左下は会場への通路上で危険個所を示す、カラーホーンを設置しました。谷戸横断道は11月20日の作業で、歩行に支障がないよう草が刈り取られています(右上)。
その後、谷戸横断道付近で、現在、刈ったものを積み置いている堆肥場周辺を整備しました(右中)。
また、谷戸横断道上流、左岸流れに陽が入るよう草を刈りました(右下)。
スタート時には、北風が強くマフラ―が欲しい位でした。鳥の鳴き声も無く谷戸に入る。何時もなら木の葉が落ち見晴らしが良いのですが葉は茂り青葉のままです。横断道手前でシメ
3羽が木の実を啄ばんでいました。柿畑の高台で現地のカメラマンに鳥の様子を聞いたところ、「ノスリ6羽、チョウゲンボウ数羽が電線に止まりバッタや昆虫を捕えているのを良く見るが、今日は見ていない。」との事。帰りのコースで森に入りました。ヤマガラ、アオジ、カシラダカ、モズを見て、慶応大学の池へ、カモを見に行きました。(T)
見聞きした鳥 ヒヨドリ、スズメ、シジュウカラ、コゲラ、エナガ、シメ、トビ、キジバト、ハクセキレイ、キセキレイ、ヤマガラ、アオジ、カシラダカ、モズ、ハシボソガラス、コガモ、ヒドリガモ、マガモ、オオバン、アオサギ、メジロ、オオタカ、ウグイス(23種)(同文 藤沢探鳥クラブ「四季報」2019/1に掲載)
谷戸横断道上流側左岸沿い(約10mX30m長)で先の作業と同じように高茎植物を刈り取り、低茎湿地の管理、保全をしました。谷戸内ではノイバラ、マユミの赤い実が綺麗です。一部の枯草を越冬する野鳥の隠れ場として刈り残しています(左写真)。(現場風景 下記上段写真)
12月2日(日)のわくわく体験フェスティバル(コナラの植樹)の現場への通路整備の準備作業の一環として、谷戸横断道(約2.5mX40m)を機械で草刈り整備しました。同通路上流側に張っていた、谷戸管理区部を示すロープを張り直しています。(現場風景 下記下段写真)
休憩時間にわくわく体験フェスティバル関連、新体制を目指した問題点を話合いました。 詳細は作業員の頁(2018年11月20日)に掲載。
谷戸横断道左岸作業風景
作業前 作業前 作業後 作業後
谷戸横断道上流側右岸沿い(約8mX48m長)で先の作業と同じように高茎植物を刈り取り、低茎湿地の管理、保全をしました。
主な高茎植物は左上写真(作業前風景)に示すように、1:マユミの灌木群、2:オギの張り出し、3:イノコヅチの群落があり、それらを刈り取りました。
左中写真(作業後風景)で、3のイノコヅチの種は越冬する小鳥の餌になりますので、流れ沿いの一部を刈り残しました。
左下写真:右岸流れ沿いに設けられている止水域の手入れをしました。
下写真1は作業風景、写真2は谷戸内に繁茂したマユミ灌木の除去、写真3はその作業後。 写真4はオギの刈り取り、写真5はその作業後を示します。
前回10/9作業場所と反対側の谷戸横断道下流側右岸沿い(約8m幅X37m長)で、同じように高茎植物を刈り取り、低茎湿地の管理、保全をしました。一部にオギが進出し、その部分は背が高くなっており、他は殆ど30cm以下の低茎植物でした。作業は主に、そのオギのを刈り取ることと、内部にある草が覆いかぶさっている湛水地(池)3箇所と、右岸流れ沿いに手入れをしました(下図)。前年までの作業の効果が継続しており、今回は追加作業はそれ程多くなくて済み、作業前後の風景は見た目には、それ程変わりませんが、谷戸環境は改善されています。
谷戸横断道周辺で低茎湿地景観を保つよう、谷戸横断道下流側左岸沿い(約8m幅X37m長)で手刈り作業をしました。長い夏休み明けの、後半期作業(10月~1月)の最初の作業となります。クサヨシの群落にカヤネズミの巣がありましたので、その部分を刈り取らず保全しました。今回、日本大学生(六会)のボランティア参加もあり、余力がありましたので、以前、刈り取っている谷戸横断道下流側で、伸びているヨシも刈り取りました。作業後解散時、日大(六会)、慶応大学SFC,横浜国大の学生さんが見え、昆虫に詳しいKさんと、猛禽類関連調査方法を談議しました。
曇り時々小雨 9:05~12:05
曇り空の下、迷いながらのスタートでした。草花は露に満ち、いつもより生き生きして見えました。青色のツユクサをめがけてホソヒラタアブも飛んできましたし、曇天のためかクモの巣がたくさん目に入りました。黄、白、桃色と咲く小さな花々を見逃さないよう
・・ゆっくりと歩みを進めました。こんな日は鳥たちはどうしているのでしょう?谷戸をぬけた公園の大きなコブシの樹上で、雨宿り
をしているキジ♂♀に出合いました!一同笑顔。小雨礼賛・・・いつもと違うひとときを楽しみました。(A)
花を見たもの
コマツヨイグサ、ツリガネニンジン、マルバルコウ、カラスノゴマ、ハナタデ、イヌキクイモ、ケチヂミザサ、ヒメジソ、コケオトギリ、ノダケ、ウリクサ、センニンソウ、アキノノゲシ、マルバツユクサ、ザクロソウ、クルマバザクロソウ、フタバムグラなど
出合った生きもの
ジョロウグモ、ナガコガネグモ、クサグモ、コガタコガネグモ、ウリハムシ、ブタクサハムシ、ナミテントウ、オジロアシナガゾウムシ、ナガメ、ヒメジュウジナガカメムシ、ツバメシジミ、イチモンジセセリ、キタキチョウ、ミスジマイマイ、ヒダリマキマイマイなど
見聞きした鳥
モズ、シジュウカラ、キジバト、メジロ、キジ、ウグイス、コゲラなど9種 (A)
9月以降に作業する場所の確認をしました。谷戸横断道下流側左岸沿いに、作業予定場所にロープでマークし、手前に繁茂しているジュズダマの群落を刈りました。秋らしい季節になり、谷戸横断道上流側、ツユクサの青が綺麗です。最近は雨が多く、キノコが生えており、地元の方がキノコ狩に来ていました。
先日、臨時にヨシ運び出しをしましたが、9/4の定例作業は台風接近で、お休みし、この日も含め、約1箇月半、夏休みにしました。
2013年から谷戸内作業を開始しましたが、5年間で予定していた谷戸の環境修復は、ほぼ実現できています。(谷戸底の乾燥化→谷戸底湿潤化、今では長靴でないと歩けません。セイタカアワダチソウ、オオブタクサ等の高茎外来種が繁茂し、荒れていた谷戸→本来の谷戸湿性植物へ)。この5年間の作業成果は藤沢探鳥クラブ会報「四季報」2018/9号に掲載しました。その内容は下記。
作業1箇月半ほど休んでも、谷戸環境修復の作業は余り必要ない状況になっています。今後は少し作業が縮小でき、谷戸保全作業(藤沢市から作業要請されている谷戸横断道を含み、その両側10m程度幅で低茎湿地の保全、その他は自然環境環境悪化防止のため、当方の任意作業)が主になります。
植物の復元力は素晴らしく、谷戸環境を整備しただけで、彼らは独自に戻りつつあります。動物は移植することはできませんので、彼らがこの環境に戻ってくれるのを願うのみです。これに影響があるアライグマの侵入防止、谷戸両側の斜面林の環境保持を関係者にご協力をお願いしたい。
8/25、30、ヨシを刈り集めて残されていた2箇所で、ヨシを谷戸横断道脇の林床まで移送しました。宮原で有機農業をしているAさんが、週末までに軽トラックで複数回、往復して、自宅の畑へ運び出しました。
再び猛暑が復活し、暑くて苦しい日の作業でした。6月末に3箇所でヨシ原更新のため、刈り置きしていた場所で、枯れたヨシを搬出する準備をしました。内1箇所は8月上旬に外へ搬出していますので、残り2箇所で作業をしました。来週にでも外へ搬出予定です。枯れたヨシは長く残り、谷戸乾燥化を進めますので、一部、外へ搬出します。
この酷暑の中、先にヨシ原で刈り置き放置されていたヨシを、有志で谷戸横断道脇まで運び出しました。ヨシの新芽も草刈り機で刈り取っています。ブルーシート小10枚、大4枚に回収されました。(藤沢市が了承の)個人の方が引き取り、外へ搬出しました。
谷戸横断道の草がかなり伸びていましたので、猛暑の中、臨時で2回目の草刈りを行いました。初回は4月23日実施。
前回の上流側に引き続き、谷戸横断道下流側を8m程の幅で、低茎湿地景観を保つよう、高茎のヨシを主に刈り取りました(上写真)。
谷戸内で刈り取ったヨシは、朽ちず、積み重なっていきますので、それを谷戸外へ持ち出す許可が藤沢市よりありましたので、その運び出しの準備を行いました(上右)。流れを渡り、谷戸底へ降りるための樹の橋が朽ち落ちていましたので、新たに作業都度、金属板の橋を用意しました(上左)。
前日6月29日の早い梅雨明けで、今日は猛暑の中での作業となりました。6月25日の作業で残されていた、ヨシ原3の刈り取りを行いました。これにて谷戸横断道上流右岸40~80m付近のヨシ原で、10m幅X20m奥行で3箇所、刈り取り終わりました。
谷戸横断道上流側を8m程の幅で、低茎湿地景観を保つよう、6月25日に残っていた作業を行いました。暑さに身体が慣れておらず、作業で疲れましたが、谷戸横断道上流側に低茎湿地ができました。
(下右写真2枚が作業後です)
1週間前、作業箇所を示す白いテープを張りましたが、(刃物で)切られたような状態で発見されましたので、再度、張り直しました。
急に猛暑が続く1週間が始まりました。6月19日に天候不良予測で作業中止していた分、この日に移し、2班に分かれ、1つは谷戸横断道上流右岸に拡がるヨシ原で作業しました。40m~80m付近を10m幅、6月5日にマーキングした3箇所の内2箇所で、ヨシ原更新のため刈りました(上写真)。
6月29日に一部追加作業しています。残り1箇所は次回、作業します。
もう1つは谷戸横断道上流側を8m程の幅で、低茎湿地景観を保つよう、背が高くなっているヨシや草木を刈りました(横写真)。コウヤワラビの群落はそのまま残しています。
暑さに身体が慣れておらず疲れもあり、残った作業は次回続けて行います。
翌日からは雨天続きとなり、今日は作業日として幸運な好天気でした。6/6、関東地方は梅雨入りしました。
谷戸横断道上流右岸(180m付近まで)に拡がっているヨシ原を、場所を変え毎年、更新させるため、選択的に刈り取る計画をしています。ヨシが伸び芯が固くなり、立入調査が困難になる前に、作業場所を選定し、10m幅X20m奥行で計3箇所にロープを張りました。
幸いなことに未だ蚊、スズメ蜂は殆どいませんでした。
歩くと汗ばむぐらいの陽気でしたが、絶好の観察会日和となりました。
今年は春からの高温傾向が継続しており、例年に比べ植物の開花、小動物の発生が10日~2週間早まっています。遠藤笹窪谷入口の湘南慶育病院は、すでにオープンしていました。病院横歩道の植え込みでは、孵化して間もないショウリョウバッタの若齢幼虫がいました。昨年神奈川で初めて記録された、南方系種のヨツモンカメノコハムシ成虫も見られました。植え込みには、オオスズメノカタビラがかなり確認できました。現在最も勢力を拡大している草本類ではないかと思います。道路から離れたところにあるクリは、すでに満開でした。双眼鏡で覗いたところ、ベニカミキリ、コアオハナムグリなどの昆虫類が集まっていました。
看護医療学部東側の土手では、ワラビが多数見られ、フシゲチガヤ、アゼナルコも花時でした。しばらくするとすべて刈られてしまうのが残念です。さらに奥へ進むと、樹林性の種類が増えてきます。クロナガタマムシ、ムネクリイロボタル、エゴツルクビオトシブミ、ヒゲコメツキ、アオオニグモなどが見られました。ムラサキシキブは、早くも咲きそうな状況でした。林縁の葉上には、トゲナナフシの幼虫がいました。幼虫はなかな
か見られない種類なのですが、この日は2頭確認することができました。交尾中のクチバスズメもいました。遠藤笹窪谷では、初めての出合いです。
横断道南側の湿地では、木杭に止まるチャイロオオイシアブが確認されました。「神奈川県昆虫誌2004」によれば、藤沢市未記録の種類です。生きものとの出合は一期一会ですが、観察会のたびに新たな出合いがあります。谷戸内では、キビタキ、サンコウチョウの声が響いていました。
確認できた鳥類は、カルガモ、キジ、キジバト、アオゲラ、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、キビタキ、サンコウチョウ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、(外来種)コジュケイ、ガビチョウの21種でした。
現れる生きものの多さに歩みが進まず、解散は定刻を少し過ぎた12時15分でした。
担当:Kk 日本生態学会、日本鱗翅学会、日本トンボ学会
谷戸横断道上流約210~260mに繁茂しているオオズズメノカタビラ、カナムグラを刈り取りました(上写真)。湿性植物のイボタノキ(左写真)と、一部オギの穂は残しています。⑫作業場所。
下写真は作業風景ですが、オオスズメノカタビラ繁茂の中から水の流れ、昨年、谷戸内に放置された倒木を細断し、集めたもの、一部谷戸底に放置されたままになっている、倒木の幹等が姿を現しました。
4月20日に刈り取ったままに放置されていたオオスズメノカラビラを集めて脇に整理しました。穂からの種がこぼれると、一気にまた繁茂しますので、その周辺も可能な限り、オオスズメノカラビラを刈り取りました(下)。陽が入った谷戸底に何が芽を出すのか楽しみです。
その間、この上流の谷戸右岸流れの整備を一部行いました(右)。
谷戸横断道上流80m~170mで穂から種を落とす直前の、オオスズメノカタビラ(外来種)の密集地を刈り取りました(約900m2)。穂に種をつけてこぼれると、一気に再発芽しますので、穂が出だした今の時期の刈り取りは効果的です。
2018年度の健康の森公益的市民活動で、活動範囲位置図を提出する必要があるため、急遽、予定の作業を取りやめ、現場で今年度、公益的市民活動(草刈り)する場所を特定し、地図上に落としました。①~⑬の13箇所。必要に応じ一部、機械刈りは認められています。
①谷戸横断道 100m2X3回=300m2
②横断道下流側 8X39=312 300m2
③下流側左岸 8x32=256 250m2
④下流側右岸 8x32=256 250m2
⑤横断道下流側 8X39=312 300m2
⑥上流側右岸 8x40=320 300m2
⑦上流側左岸 10x80=800m2
⑧ヨシ原1 10X20=200m2
⑨ヨシ原2 10X20=200m2
⑩ヨシ原3 10X20=200m2
⑪オオスズメノカタビラ 10X90=900m2 横断道上流80~170m地点
⑫オオスズメノカタビラ、カナムグラ 10X50=500m2 横断道上流210~260m地点
⑬ヨシ原 21X25の半分 250m2
草刈り総合計 4750m2
4月より、新規にボランティア(茅ヶ崎市)の方に参加頂いております。
オオスズメノカタビラ密集地では5月になると穂から種がまき散らされるので、その前に、根ごと抜き取る駆除作業を始めました。根が既に固くなっているものがあり、相手の数にも圧倒され、人力を遥かに超えていることを知らされ、後日、穂を出す直前に切り取る方法に方針変更しました。一気に除去は困難ですが、毎年同じような事をして、徐々に減らしていけばよい話です。
看護医療学部内の食堂が4月より再開となりましたので、そこで皆さんで昼食をとりました。今年度より笹窪谷チームから出している、健康の森管理運営協議会委員が新に変わりますので、藤沢市へ説明する今年度の活動計画(概要)内容について話し合いをしました。
←谷戸内ではオオシマザクラが、一足早く開花していました。
笹窪谷での観察会報告です。晴のち曇り 9:00~11:45
集合場所の上空は青空、オオタカが悠々と飛びヒバリの声もしています。街路樹のカツラは小さな赤い房のような花をつけ木全体が紅く見えます。路傍の小さな花々には春のモフモフのビロウドツリアブもきていましたし、親しく近寄るモズのカップル、牧草の中で息を殺していたキジのカップルも飛び出し、マルバスミレやタチツボスミレ、ウグイスカグラなど花色も少しずつ増えて中くらいの春を満喫できました。(A)
花を見たもの オランダミミナグサ、ミチタネツケバナ、カツラ、ヤハズエンドウ、スズメノエンドウ、キュウリグサ、ヒメウズ、セリバヒエンソウ、ショカッサイ、ムラサキケマン、ホトケノザ、ヤブヘビイチゴ、キランソウ、カントウタンポポ、ヌカスゲ、ホンモンジスゲ、ハナニラ、イヌシデ、クヌギ、シキミ、ヒサカキ、クサイチゴ、マルバスミレ、タチツボスミレ、ウグイスカグラなど
出合った虫など ナナホシテントウ、ヤブキリ幼体、スジグロシロチョウ、ベニシジミ、ルリタテハ、モンキチョウ、モンシロチョウ、キタキチョウ、コガタルリハムシ、ビロウドツリアブ、ゴミグモなど
見聞きした鳥 ノスリ、カワラヒワ、ツグミ、アオジ、ホオジロ、ジョウビタキ、ウグイス、シジュウカラ、ハクセキレイ、オオタカ、キジ、モズなど18種
暖かい日で駐車場でウグイスの囀りがあり、谷戸奥でガビチョウの声がありました。先の積雪で倒れていた谷戸最奥部のヨシを刈り取り整理しました。
谷戸奥部のヨシ原の半分で作業ができました。
現れた流れも同時に手入れし、陽を入れています。
先日の雪でヨシ原が一部倒れていましたが、機械が準備できましたので、谷戸横断道上流右岸60~70m地点で、幅約10mでヨシ原を谷戸両岸を貫通するするように、切り開きました。11/15にも、この上流で同様の作業をしています。
翌日見に行くと、刈られた地表で20~30羽のカシラダカが採餌していました。
谷戸横断道へ行く途中の通路で、前日の雨で柔らかくなった地上に多数のアライグマの足跡が残っていました。谷戸内でアライグマ1頭?捕獲したと聞きましたが、まだまだの感じを受けます。
昨夜来の雨は上がっていましたが、雨量が多く、谷戸内保水のため足場が悪く、谷戸内で予定していた作業は延期しました。予定を変更し、今後の作業内容を計画するため、谷戸内を歩いて現場を調査しました。
気付いた点は
・冬の間、野鳥の餌や隠れ場所になって残っている、カナムグラの枯れた藪の刈り払い・谷戸底で成長して大きくなっているマユミ等の樹木の伐採・雨で谷戸沿い流れが一部漏れ流れている箇所の補修・カナムグラ、オオスズメノカタビラの幼苗確認とその刈り取り・谷戸最奥部のヨシの刈り取り・谷戸最奥部源流部での上からのゴミ投棄把握。嘗て、その源流部にあった炭を使った浄水装置(2013/4/20の記事)は砂に埋まって機能していませんが、水質は良い感じ(水質調査?)。
久々に気温が上がり、作業に適した日でしたが、スギ花粉がかなり飛散したようです。前回作業をした下流側で、刈り倒され放置していたヨシを片付け整理し、約幅10mで谷戸両岸を貫通するするようにしました。これでヨシが更新されると共に、谷戸底に暖かい日光があたります。左岸側の約1/3が残りましたので、次回、作業予定します。
先に作業をした谷戸内、幅約10mでヨシ原を谷戸両岸を貫通するするように、切り開いた場所で作業をしました。刈り倒され放置していたヨシ2箇所の内、1箇所でヨシの片付け整理をしました。これで谷戸底に暖かい日光が入り、ヨシ等、谷戸底植物が更新されます。
今回は初参加、何年ぶりかの参加と7名で賑やかに。5日前に降った雪が日陰にまだ残り、横断道の雪の上では足の指と手先がいっきに冷たくなる。外の水道管が凍る程寒い日でしたが木には新芽が色付き始め春を感じる1日でした。ベニマシコの群れが2か所、カシラダカとホオジロの混群、ビンズイ、タヒバリ、アオジ、ジョウビタキ、オオタカ、ノスリの幼鳥、成鳥、チョウゲンボウ他19種にコジュケイ(全種29+1)。遠藤でベニマシコは、
6年間で初めてです(T)。
見聞きした鳥 ベニマシコ、ビンズイ、カワラヒワ、ジョウビタキ、 アオジ、シジュウカラ、メジロ、ウグイス、カシラダカ、ホオジロ、エナガ、スズメ、ヤマガラ、コゲラ、タヒバリ、ツグミ、ハクセキレイ、キセキレイ、アカハラ、シロハラ、キジバト、ヒヨドリ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、モズ、チョウゲンボウ、ノスリ、オオタカ(29種)外来種コジュケイ
(同文 藤沢探鳥クラブ「四季報」2018/3に掲載)
今日も寒い朝で谷戸内の落葉に陽が当り、霜が光っていました(左).谷戸最奥部で、今年最初の作業です。谷戸横断道上流約300m付近にあった湿性植物クサレダマ(草蓮玉)はヨシに負けて消滅したようです。そのため、その周辺のイボタの木周辺の手入れ作業をしました(下記上段写真5枚)。 同時にその付近の流れを整備し、水面に陽が入るようにしています(下記下段写真5枚)。ヨシの中は長靴でも入れないくらい湿地化が進んでいました。 これ以前